太平洋と利根川に挟まれた、細長い砂州状の地形に立地している日本有数のタブノキである。
地形的に見て、おそらく利根川によって運ばれた土砂によって作られた砂州であろうと思われるが、そこは海岸近くを好んで生育するタブノキ、打って付けの立地条件なのであろう。
波崎の役場からもほど近い神善寺の境内にあり、周辺は完全な市街地でもある。1km先の利根川を渡ると、そこは銚子市という立地である。
根元付近にある大きな瘤がこの木の最大の特徴で、東方向に伸びた枝の長さも特筆ものである。
正面から見ると、タブ特有の肌色をした樹皮が目に付くが、裏側に廻ると一転、かなり腐朽しはじめていることに気がつくだろう。
根元をぐるりと一周するお地蔵さんが、不思議な雰囲気を醸し出している。