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5月17日 屋久島内観光 

いよいよ最終日となってしまった。
楽しいことはあっという間に過ぎるもので、屋久島に来てから4日目だとは、にわかに信じがたいようである。
今日は巨樹だけの見学にはせず、島内の観光地を巡ろうと考えており、ハイライトは大川の滝という事になりそうだ。
天気は快晴と、抜群のコンディションであるが、本当に今回の旅は連日天候に恵まれた。

朝食を最上階のバイキングで済ませ、8時30分にロビー前に集合。
まずは島の南部の平内に車を走らせる。
ここには十数年前に来た際、大きなアコウがあったことを記憶していたのだ。



アコウはあるにはあったが、私の脳内の記憶と、どうも木が違うような気がしてならない。
しかし周辺にはこれ以上の大きなアコウはなく、私の脳の衰えがはっきりしたということであろうか。

なんともまあ、迫力のあるアコウである。
こんなに傾いた状態でも倒れないとは、さぞかし根の張り具合がしっかりしているのだろう。
それにしても幹の内部に眠る親木はなんだったのであろうか?
絞め殺されても、アコウがここまで成長してくれると本望であろう。
もちろん参加者の皆さんはアコウを見るのは初めてで、こんな不思議な木は見たことない!という感じで、しきりに感心していたのである。


さらに島の南西部へと向かうと、中間の集落にさしかかるが、ここには大きなガジュマルがあったはずである。
遠い記憶の糸を辿りながら、ガジュマルの場所を紐解き出すが、場所はすぐに分かった。
さすがガジュマルだけのことはあって、先ほどのアコウよりもめちゃくちゃな感じだ。これは決してけなしているのではなく、ガジュマルへの賛辞だと思っていただきたい。
幹の下には道が通じており、そこを自動車が通り抜けられる。
これだけでもどれほどの規模のものか想像がつくであろう。


ガジュマルは何故か川の両岸に仲良く立っていることが多い。
集落の目印か、防風を目的としたのか定かではないが、ここのガジュマルも川を挟んで対岸には、少々小振りのガジュマルがちょこんと鎮座していた。
小さいと言っても、中間のガジュマルと比較してのことである。
この小ガジュマルだけでも相当立派な巨木であるが、並び立つ相手が悪かったとしか言いようがない。

南西部の栗生(くりお)集落に到着する。
ここの集落の奥には無名のガジュマルがあるのだ。
ちょうど神社の境内と小学校のグラウンドにまたがる形で成長しており、かつては神社の境内に収まっていたのだが、成長するに従い小学校にまで侵入していったというのが正解であろう。
人間の大きさと比較していただきたい。
幹は大きく別れているが、根全体の大きさは40mを越えるような、そんな超弩級のものなのである。

この栗生神社境内にはセンダンや、チシャノキ、イチョウもあり、この神社のイチョウは、日本南限のイチョウの巨木であるかもしれない。
奄美諸島にもイチョウは恐らく存在するだろうが、はたして大きい個体はあるかどうかは疑問である。
そして、縄文杉と並ぶ屋久島の名所である大川の滝に到着する。
この滝はいつ見ても豪快で、その迫力の凄まじさに嫌なこともすべて忘れることができそうである。
それもそのはず、流れ下る水量の多さは日本でも1,2位を争う滝なのだそうだ。
前日の夜半に降った豪雨のおかげで水量は抜群!これで3度目の訪問となるが、過去最高の凄まじさで、100mほど離れて見ていても、全身がびっしょりと濡れるほどであった。


大川の滝の近くの日本百名水「大川湧水」でひと休みをし、来た道を戻り千尋の滝に向かう。
時間に余裕があるのであれば、平内海中温泉にでも浸かりたいところであるが、今回は男女半々のグループ、」おいそれと案内ができないのは残念であった・・・というのも湯船がひとつしかない露天の温泉なのだ。



千尋の滝は、日本離れしたスケールの大きさが売りである。
左右は花崗岩の一枚岩で、これだけのスケールの景色は、国内ではそうそうお目にかかれるものではない。
この滝も前日の雨によって水量は充分のようで、展望台にまでその爆音がとどろいていた。



展望台脇の駐車場にはおみやげ屋さんもあり、皆さん買い物には目がないので色々と買い漁っておりました。
その間、私は反対側の展望台に登りモッチョム岳の雄姿をパチリ!
駐車場からはモッチョム岳への登山道もあり、次回はここを登って万代杉、モッチョム花子・太郎の大杉に会いに行こうと皆さんで約束します。
皆さんの中には、時間は花ノ江河とモッチョム岳あたりに行こうという魂胆のようである。


千尋の滝駐車場から10分ほどのところに、これも屋久島3大滝のひとつトローキの滝がある。
時刻は11時過ぎ、そろそろ昼食を考えなければならない。
トローキの滝駐車場には農産物直売所があるので、そこで食事を済まそうと考えていたが、食堂は残念ながら併設されていなかった。
そのため昼食はトローキの滝見学後、安房の集落までお預けとなってしまった。まあ、こういったハプニングも長旅の中には付きものである。



島の周遊道路から岬の突端まで約5分ほど歩くと、トローキの滝展望台に到着する。
トローキの滝は、展望場所がただ一点しかない。
船に乗って撮影できるのであれば違うアングルも撮影できるであろうが、どんなガイドブックにも同じアングルのものが使われているのだ。
足場は狭く、3人並ぶと足の踏み場が無くなるほどである。
滝自体はそれほど大きなものではないが、その水量たるや大川の滝に勝るとも劣らないほどの量であると見た。
なにしろ海に落ちる水の音が尋常ではないのだ。

昼食のため安房集落に向かう際、猿川のガジュマルにも立ち寄ってみる。
もうこのガジュマルは1本の木の形を呈していない。
ほとんど熱帯雨林、東南アジアのジャングルといった感じである。
言い換えれば写真の撮りにくさと言ったらありゃしないのである。



そんな中、A氏が水を得た魚のように写真を撮りまくっている。
・・・と、そこに昨日白谷雲水峡で出会った中判カメラ軍団が登場したのだ。
先導していたガイドは、私のことを「あんたどこのガイドだ?ここを知っているとは不思議だなぁ、地元のものしか知らんのに・・・・・・んっんっ、どこだ?ん?」と、しきりに質問してくる。
相手は全員が中判カメラを持ち歩いているからか、なにか態度がでかそう。
でも、そんなのどうでもいい!
とばかり無視を決め込んでいたが、A氏は中判軍団を前に、まったくひるむことなく撮影を続けている。エライッ!
「おれはしつこいからな!簡単には退かないよ」などと牽制までして、撮影に夢中である。
中判軍団は愚の音も出ず、ただひたすらA氏の撮影が終わるのを待っている状態で、我々の溜飲を下げてくれたのであった。
さすがA氏。

いよいよ屋久島ともお別れの時間が近づいてきた。
帰りも2便に分かれての出発となるが、後半の便の方々はもう2時間ほど余裕があり、屋久杉自然観に立ち寄ってからの帰還となる。
1班は、そのまま東京に向け出発だ。
空港駐車場にて2班とは分かれ、私は先行組として東京に向かう。
空港内の手続きもすべて順調・・・・・・・・と思ったそのときであった。
なんと手荷物が大きすぎて機内に持ち込めないというのだ〜。しかも私だけではなく、ほぼ全員がひっ掛かっている。
おいおい、羽田でOKなものが、どうして屋久島ではダメなの?と何度か詰め寄る。
結局担当していた○○の方が融通効かないだけで、後ろにいた男性の検査員の方は大丈夫ですよ、と言ってくれた。
まあ、なんだ、町中で見る婦警さんの取り締まりと同じ事ですな。

かえりもまたボンバルである。
疲れから、心配する余裕もなく鹿児島に到着する。
鹿児島空港内でビールを煽るが、肩の荷が下りたからかすっかり全身にアルコールが回ってしまった。
羽田行きのJALに搭乗してからは記憶がない。


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