天然記念物 五十谷の大スギ

一、名称 五十谷の大スギ

二、県指定年月日 昭和五十年十月七日
 

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ああ、憧れの深浦・・・                         5月28日

結局、北金ヶ沢のイチョウの根元で一夜を明かし、側溝の中で鳴いているカエルの声で目覚めた。なんとも贅沢な目覚ましである。
天気はというと、残念なことに豪雨である。
結局この旅は、最初から最後まで天候には恵まれなかった。

駐車場には真新しい解説板が設置されていた。国指定天然記念物に昇格の記念もあるのであろう、かなりの力の入れ様だ。
そもそも深浦自体、観光でもっている町であるからこのような政策は致し方ないのであろう。夕張の二の舞にならぬ事を願うばかりだが、こちらには白神が付いているので大丈夫なのであろう。

早速顔を洗ってお通じを済ませ、意気揚々と行きたいところだがなにせ天気がどうしようもない。
ビニール傘の下から狙ってみるが、意気消沈してしまうのだ。

イチョウの下に入ると、さすがに雨はそれほど落ちてこない。
何とか撮影はできそうであるが、レンズをフキフキしながらの撮影となってしまう。
いつものお決まりのアングルは完全にアウトで、今回はオーソドックスなアングルで狙いをつける。

朝早いにもかかわらず、次から次へと観光客がやってきます。
さすが国指定天然記念物にもなると注目度がUPしたようで、若いバイクのおにーちゃんまで、感心して唸り声を上げています。
さすが世界一のイチョウ(おそらく)だけのことはありそうです。
ここで、ビックリするような出会いが待っておりました。
フランスの写真家、ジェロームさんを案内したという新庄の方が突然現れます。ジェロームさんからは、私も数度メールをいただいており、案内をしてくれとの依頼が舞い込んでおりましたが、仕事を持つ身としては案内はちと厳しい。
そんなジェロームさんの案内役を買って出てくれていた方と、いきなりイチョウの下で異国の方の名前で盛り上がってしまうんですから、世の中何が起きるか分からない。
言葉が通じないので恐れおののいていた面もあるのですが、そんなことはお構いなし、あなたならジェロームさんといるだけで意思の疎通ができるはずだよ!と励ましていただく始末です。

これからいよいよ家路につくわけですが、最後に関にあるイチョウとスギに逢ってから青森とお別れです。
距離的には約1kmしか離れていないところに存在しております。
まさに巨樹密集地帯と言っても良いでしょう。

入曽のイチョウも周囲が綺麗に整備されており、駐車場までできておりました。
イチョウ自身も何か落ち着かないように見えましたが、本当のところはどうなんでしょうね。
しかし、イチョウを見に行く人はほとんどおりません。みなさん、トイレにだけ寄ってすぐさま走り去っております。
一台だけ長いこと停まっているぞ!と思い、車の中を見てみると、何と若いカップルがいちゃいちゃしている最中。大変失礼をばいたしました。

以前は一面の水田だったのですが、この変わり様はんなんなのでしょう。
景色は一変しており、イチョウの水源確保が気になります。
このイチョウからは、真っ正面に亀スギを望むこともできるんです。
こちらも以前に来たときよりもスッキリとしており、かなり整備されてしまったよう?

そのままにしておくのが最も良いと思うのですが、時代が要求しているのでしょうか。
北海道にもスギはありますが、ここまでの大きさのものは存在せず、日本最北のスギの巨樹と断言しても良いでしょう。

盆栽仕立てのような樹姿をしており、痛みは結構目立つもののまだまだ元気な様子ですねー。
ここで撮影をしていると、背後の斜面でいきなりバキバキッと大音響が響きます。
まさか熊?と思ったのですが、出てきたのは熊のような地元のオバサンです。
山菜採りに夢中で、足を滑らせ転がり落ちてきたようです。
ちょうど昼時の出来事で、オバサンは腰をさすりながら車に向かっていきました。
素晴らしい根性、見習うようです。

スギから秋田方面へ向かうと、千畳敷という観光スポットがあります。
しかし、ここも生憎の豪雨。
釣り人は雨などはものともせずに励んでおりますが、観光客はほとんどおりません。埼玉埼玉のトヨタレンタルリース(フォークリフト)の方々が一服していきましたが、景色を見るわけでもなく、逃げるように十二湖方面へと走り去っていきました。
以前トヨタのフォークにはお世話になったので、勝手にこちらだけが親しみを感じていたようですが・・・。
彼らも最悪の日に旅行しに来たようで可哀想ですなぁ。

ちょうど右手に寒風山を望みながら走っていると、道の駅を発見しました。
そろそろ腹も減ったことだし、何か弁当でも買っていこうと思い立ち寄ってみます。
ついでに近くのスーパーでおかずを・・・・と考え寄ってみます。
そこで見つけたのがこれ!
売っているもののほとんどが東京と比較してビックリ価格だったのですが、このタラコの安さと大きさには(・∀・)ビクーリです。
もちろん本物の北海道産で、ツブツブも大きく大変満足の逸品でした。その美味しいこと!
今回の旅の中で、最も幸せを感じた週間だったでしょうか。

そのまま南下を続けますが、行きに寄った遊佐町の道の駅で小休止をします。
ここで気になっていたJAのササニシキを20kg買ってしまいます。
鬼畜JAのものですが、ササニシキはなかなか手に入らないだろうと考え、仕方なく購入です。
帰ってきてから早速食べてみましたが、これは大当たりでした。
いやぁ〜、JAのことを鬼畜と言ってしまい、反省しなきゃならんですなぁ。
はっきり言ってコシヒカリよりも、やはりササは美味しいのです。やっぱ日本最高の米はササニシキなんだなぁ〜と、再認識した瞬間でもありました。
今後も東北に出向く際には、ここに来てササを買う事となるでしょう。
または、遊佐町の中をウロウロして、直売してくれる農家を探すのも手かも知れませんね。

7号線は未だ高速が並行しておらず、結構トラックなどが通ります。
空いているかと思いきや、結構混雑しているのです。そこで3時間ほど横になり、道が空くのを待ちます。
車の屋根を叩く雨音が子守歌となり、すぐ眠りに落ちたようです。
目が覚めたときは22時頃。道路もかなり車の数が減っています。
新潟経由で帰ろうと予定していましたが、急遽米沢経由に変更してしまいます。
一人だと、この気まぐれが許されるのです。
月山トンネルのパーキングで一服です。

そのまま米沢〜喜多方〜会津若松から会津西街道に入り、東京に向かって南下をします。大峠が出来てからは、本当に東北のアクセスが楽になりました・・・・・って、一般道しか使わない自分だけがこんな事を感じているのかな。

途中竜王峡の近くで道ばたにシカを発見しますが、既に硬直しております。
腹がパンパンにふくれており、トラックにぶつかって内臓破裂でも起こしたんでしょう。可哀想ですが、どうしようもありません。
鹿沼市までたどり着いたのですが、青森から一挙に一般道できたものですから疲労が極度にまで達しておりました。目がほとんど開かない状況となってきました。
空も明るくなりかけております。
山の上にある公園にしけ込み、早速車の中に布団を敷き横になります。

太田市〜自宅まで                           5月29日

朝眼が覚めると結構良い天気のようです。
最後になって晴れるなんて、なんてこったい!と心の中で思ってみたり・・・。
前々から気になっていた群馬県太田市の金山城公園に向かいます。
せっかく近くを通のだから、寄って行かなきゃ損です。

そこはかなり整備された公園で、カルチャーできても大丈夫そうな手の入った公園でした。
完全に発掘され、過去の姿に戻しきった姿を堪能することができます。

全部見るには小一時間ほどかかるような広大さで、見どころも結構あるようです。
これは講師にとってはありがたいことです、来年のカルチャーでは早速取り入れよう・・・と考えます。

山の頂上の城は既にありませんが、神社が建っており、それに続く石段が見事です。
その石段脇にはお目当てのケヤキが鎮座しております。
これも想像以上の立派なケヤキで、実をよじらせる様な樹形が見事です。
ケヤキの脇には展望台もあり、太田市が一望できます。
人の気配も全くなく、これは良いポイントを見つけてしまいました。

関東圏に入ったのと、今までの一般道ばかりの移動で一挙に疲労が襲ってきました。
車までの下り坂が異様につらく感じます。
疲労には勝てず、最後の最後になって関越の花園インターに駆け込んでしまいました。
ここでも鬼畜JHに負けてしまいました。
今回は鬼畜のJA、JH、気象庁に3連敗という結果となってしまいました。

これほどの旅であれば、かつては疲労など何のその!というノリで出かけたものですが、今回ばかりは取材という緊張感もあったのか、相当に疲れ果ててしまいました。
「いやぁ〜、無理はきかないズラ!」
これが逸話ざる本音。

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