天然記念物 五十谷の大スギ

一、名称 五十谷の大スギ

二、県指定年月日 昭和五十年十月七日
 

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いよいよ青森県                             5月27日

温泉で心地の良い一晩を過ごし、朝風呂に入り飯を食ってからいざ出陣です!
ところが、車に入ってから気がつくのだが、身体中が硫黄臭くて、とてもじゃないけど運転に集中できないのであった。
これだけの硫黄臭だ、人と話はできそうにないぞっ!
ある意味、ニンニクを食べたあとといい勝負だ。

宿で寝る前に決めていたコースを辿りますが、まず最初は大鰐にあるドロノキ。
林野庁の森の巨人たち100選に選ばれているものであるが、いつもの通りに林野庁がらみのものにはあまり期待しないで向かってみる。

途中の田圃は正に田植え時。
主婦の方々がメインで田植えに精を出していらっしゃいますが、ゴールデンウィークからは少々遅れての田植えとなるので、都会からの帰省の方々の手助けも得られないのだな、このあたりは。
栽培品種は「津軽ロマン」とのことで、首都圏ではあまりなじみのない品種です。
どの程度の米なのか確かめるべく、買ってきて試食をしてみようと考えていたが、しっかり買ってくるのを忘れてしまい、あとになって後悔をしているのです。

ドロノキまでは林道というよりも田圃脇のあぜ道を進むような道路です。
林野庁にはつきものの案内板がまったくないので、途中すれ違ったジモピーのオバサンに道を聞くと、この道で間違いないという。
地元の方もあまり行かない木のようだ。
ガタボコ道を15分。ようやく木が見えてきました。
駐車場らしき広場に車を停め、ドロノキに向かって突進していきますが、途中でスズメバチ捕獲期を見つけてしまいました。
何にでも興味があるのでしばらく観察してみますが、中にいるオオスズメバチはまだ生きており、焼酎漬けになりながら他の死骸の上でもがいています。
スズメバチには何の責任もありませんが、人間が昆虫たちの領域に踏み込んでいる証でもありますな。ちょっと気の毒に思ったりします。

その駐車場らしき広場には、ちょっとした間伐材によるテーブルが用意されており、さすが林野庁!と感じてしまいます。
作りは雑ですが、最高に立派な木の解説板などよりも、こちらの方が心休まる思いがします。おそらく作業していた方が、ちょっとした空き時間を利用してちょちょいと作ったんでありましょう。
バリエーションも豊かで、穴が開いていたり、背もたれがあったりとなかなか凝っているのです。
これは東京で売りに出したら売れるでしょう!多分。

さて、肝心のドロノキです。
あまりなじみのない木なのですが、ヤナギとかポプラとかに近い種なんだそうです。
おそらく北海道に住んでいた頃は、毎日見ていたに違いないのですが・・・・。

陽樹とされているように、湿り気のある土地の上に陽を浴びて立っている。
巨樹データベースでドロノキは2本しか報告されていないが、その2本とも相当な巨木である。方や5.4m、もう一方は4.64m。
このドロノキは4m強といったところなので、残念だが双方には及ばない。
が、木全体の迫力としては相当なものである。
これは100選に選ばれても良いかな?なんて思ってしまったのである。
周辺は一面の原生林?ハルゼミが鳴いており、心を癒すには最高のところでありました。
しばらくゆっくりしてから、次は黒石市の中野のモミジに向かいます。
前々から行ってみたかったところだが、巡り合わせが悪く訪問できないでいたのです。

東北道沿いに北上し、黒石市に入る。中野神社はすぐに分かりました。
ここはモミジで有名なのだが、今は季節はずれ。
境内には遠目にもそれと分かるスギの巨樹が数本あり、遊歩道沿いに見て回ることができますが、崖崩れが起きたらしく訪問は無理とのこと。
写真は本殿前にあるスギの巨木ですが、山中にあるものは、更に大きなものばかりのようです。
モミジの巨木もあるという情報であったが、境内をくまなく探してもそれは見つからなかったのです。

モミジの巨木は見つけられなかったが、境内入り口に中野のモミジと言われる3本のモミジがひっそりと立っていました。
これは天然記念物になっているとのことですが、とりわけ素晴らしいモミジには見えなかった。詳しい伝承が伝わっているから・・というのが選定理由のようだ。

この一帯はモミジが集中しており。中には紅葉している物さえあった。

どういう理由なのかは分からないが見事に紅葉しており、綺麗なものは綺麗です。
早速写真を撮りますが、完全な緑をバックにしたモミジも珍しいのでは?
種がピンク色しているのが最も印象的でした。

境内には巨木も結構あり、とりわけ入り口に2本並び立っているモミが威厳を放っています。
橋を渡っている人と比べると、その樹高の高さが分かると思います。
中野神社で2時間ほど散策を楽しみ、その後弘前市内へと向かいます。

カヤは東北南部が北限とされているのですが、どういう訳か弘前市内に巨木があると聞きました。
上の写真は境内にはいると眼に入ってくるきのこの山です。
樹高は4mほどでしょうか?食べられそうですね。
さて、肝心のカヤですが、中庭の中央にデンとばかりに立っておりました。
人手に依ったものに違いないのですが、厳しい自然環境の中でどのような樹形をしているのかが気になっていました。
ところが、そのカヤはすんなりとした優等生の樹形をしているのです。
冬の間も過保護にされ育っているのかなぁ〜

東北にあるカヤだということを忘れさせてくれます。
ちょっと拍子抜けですな。

寺院の中の庭園内にあるのですが、完全な市街地の中にあるということも忘れさせてくれるような、とても綺麗な整備された庭園です。
この日は晴天で、気温もぐんぐん上昇。
中野の山中を歩いたり、炎天下の街中を歩いたりと汗をかいて身体中がベトベト。
ちょうど津軽平野のまっただ中に温泉があるので、硫黄の匂い落としも兼ねてちょいと寄り道です。
明るい風呂場でのんびり風呂に浸かるのは気持ちいいものですね〜。
人も少なくてガランとしてるし・・・
さすがに温泉の中にまでカメラを持ち込むのははばかられましたので、写真は無しです。
最近は温泉のホームページでは、入浴中の写真までUPしておられる方が大勢いらっしゃいますね。しかも女性の・・・・・・・(;´Д`)ハアハア です。

気持ちの良さから結構長湯をしてしまい、温泉から出ると日が傾き始めています。
次の目的地は弘前市十面沢(とつらざわ)にある巖鬼山神社の大スギです。
年末にはここをガイドしなければならず、下見の意味もあり入念に調べ上げます。
ちょうど叔母ちゃま達が三人、わいわいがやがやとやってきました。

鳥居に書いてある字がちょいと下手くそで、親近感が湧いてきます。
叔母ちゃま達は樹を見て歓声を上げています。
写真を撮るには邪魔なのでしばらく待機していたのですが、何も話さないのではつまらないので話しかけてみます。
地元の自然観察なんとかのメンバーだと言ってますが、かなり樹木の知識は持ち合わせていらっしゃるようです。これはうかつなことは言えません。
その後木の話題で盛り上がり、いろいろな解説をしてあげる羽目となってしまい、心配するようなことは全然無かったのです。
最後には、いたく感謝されてお別れしましたが、ホームページを見てくれるとおっしゃってましたが、いまだにメールはありません・・・・・・゚・(つД`)・゚・

しばらくぶりの再会ですが、とても元気そうです。
帰りにはお礼の意味も込めて、参道の落ち葉を掃除してから帰ります。
今日の予定はこれでほぼ終了となります。
明日は深浦に行ってイチョウの下見、不老不死温泉の下見となります。
十二湖の情報も集めなければなりません。

岩木山北部を遠巻きにして深浦方面へと向かいます。
途中に大きなため池があり、トビが大量に飛んでいるのを目にし、ちょいとばかり休憩です。
双眼鏡で眺めていると、トビだけではなくノスリも結構飛んでいます。
夕暮れが近づいているためか、ねぐらを探し回っているようにも見えました。

20時頃には深浦に到着します。
新しくできたパーキングで就寝しようとしますが、たまに車が出入りするようで熟睡はムリポのようです。
ここは北金ヶ沢のイチョウの根元まで行き、そこでゆっくり寝ようと思います。
道路脇の側溝からは、例によってカエルの大合唱。
夜半には大雨で目を覚ましますが、疲れているのでお構いなしとばかりに熟睡できたのです。ふたたび「極楽、極楽」であります。

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