天然記念物 五十谷の大スギ

一、名称 五十谷の大スギ

二、県指定年月日 昭和五十年十月七日
 

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阿里山                           1月2日

急遽決まった阿里山日の出鑑賞ツアー。
みんな興奮の極みなのか、目覚ましを夜中に鳴らす人や、おしっこに何回も起きる人、歯ぎしりをしきりにする人など、全員眠りが浅いようです。
昨夜試した檳榔が効いているのかもしれませんなぁ。
2時過ぎには皆さん目が覚めていた模様で、3時過ぎには溜まらず全員が起き出してしまいました。
まだ暗いうちに準備を済ませ、いざ出発です。
静まりかえったホテルのフロントを抜け、阿里山駅まで怪しい5人が歩きます。

昨日ホテルに来たときには気が付かなかったのですが、こんな立派なイシコロがあったなんて・・・・。
頭上には満天の星。残念ながら南十字星は見られなかったのですが、高地だけに降りそそぐような星空を満喫です。

駅には5時半に一番乗りです。照明も落とされており、少々不気味な駅舎です。

しばらくすると現地のアベックがやってきました。とても仲むつまじいご様子で、羨ましい限りです。
しばらくするとどっと人が押し寄せてきました。どこかのホテルから人が湧き出たのでしょうか。皆さん知り合いらしく、おそらくホテルのツアーなのでしょう。
切符の販売も開始されます。

入鋏はなく、右上の三角コーナーを手でちぎるだけ。
何ともマターリな改札方法です。
ホーム上は黒山の人だかりになってきました。始発ではないので座れないだろうとあきらめていましたが、入ってきた汽車はやはり満席で、祝山までは吊革につかまって揺れに身を任せます。
あんな細い線路に、超満員の人を乗せ空気の薄い中ディーゼル機関車はゼイゼイ言いながら客車を押し上げていきます。頭が下がる思いです。
あとで知ったのですが、阿里山鉄道は大井川鉄道と姉妹提携をしているそうです。

祝山に着きました。ここからさらに展望台を目指して15分ほど登っていくことになります。皆さん日の出が待ちきれない様子で、寒さに震えながらじっと耐えています。

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
玉山の尾根上から太陽が昇り始めました。標高が高いため、空気が澄んでおりとても綺麗です。4000mほどの山の頂上から日が射し込んで来るんです。
綺麗じゃないわけがありません。

1日遅れですが、今までで最高のご来光を拝むことができました。
ほとんどの方はこれで帰っていきましたが、左120度ほど顔を回すと素晴らしい絶景が待ちかまえております。
台湾の方は誰も写真を撮ろうとしません。何故?
これはもったいないと思い、アルボンヌ氏にも早速教えて差し上げ、二人でパチクリ。これは良いもの撮らせていただきますた。

先行の一団が山を下りて行き、一段落したところで我々も下山の途につきます。
そのお客目当てに屋台が店を開いてます。そしてしきりに日本語で話しかけてきます。やはり日本人であることが一目で分かるようです。何故なんでしょう?
以前会社でシンガポールに行ったときの話で、上司から聞いた話なのですが、メンバーで○○という者がおりました。みんな日本人と思われるのに、そ奴だけは東南アジアの人に見られたらしいのです。
いつも一緒にいたので日本人だと思っていたのですが、改めて観察してみると、色は浅黒く、目は窪んでおり、ガリガリで、頬が痩けている。そうか、彼は東南アジアの人だったんだなぁ〜と考えを改めたことがありました。
話が脱線してしまいました。

売っているものはどんなものかといいますと・・・・・
何だかよく分からないものばかりですねぇ〜

帰りも阿里山鉄道で下山です。空気が薄くて辛いです。
帰りも当然ながら超満員で座れるはずもありません。
花子さんが一番後ろの車両の後方のドアーのところに陣取っていてくれました。
しきりに私に来るように勧めてくれますが、体が大きく前に立ちはだかっているおぢさんがいるため行けません。
なんとかたどり着くことができましたが、そこはナローゲージの悲しさか、何かに掴まっていないと何処に飛んでいくか分からないほどの揺れ具合です。
写真なんかは撮ることは不可能です。

阿里山駅の近くになり、ようやく汽車(電車ではない)もスピードを落とし始めます。
ちょうど宿泊しているホテルの前で一枚、ようやくシャッターを切ることができました。それにしても揺れます。
考えてみたらまだ朝早い時間でした。本日のメイン、ホテルの裏手から阿里山の散策路へと歩を進めます。

真っ先に切り株のトンネルが現れました。「おぉっ!これは期待が持てそうだ」
しかし脳裏には陳オバサンが言っていた、「阿里山は大したこと無いアルヨ」のひと言がずっ〜っと残っているのです。

まだそれほどの巨木とは出会ってません。
こんな庭園風なものがあらわれた。ベホイミをかけられた・・・・です。
それにしても、公園内はいい雰囲気に整備されております。

しきりにアルボンヌ氏が池の中を覗いております。
そして何か(・∀・)ハケーンしたご様子です。
どうもカエルがいるようだと言っております。そりゃ台湾にだってカエルはいるだろうけど・・・・・・・でも動きません。
小石を拾って池に投げ込んでおります。カメラの起動音やシャッター音にツクツクボウシや、ヒグラシを使っているところを見ると、彼は昆虫オタクなのかもしれません。
ならば30日に訪問したシャンパーリンに、是非夏場に来ることをお勧めします。

ようやくちらほらと巨木が現れてきました。
何とそこには拉拉山で一緒にツアーで回ったオバハンが現れたのです。
花子さんは大感激して、彼女と抱き合っております。まさにチーファンラマです。

阿里山は日本人が大量にヒノキを伐採していったところでもあります。
いたるところにその痕跡が認められ、日本人としてはとても申し訳ないことをしてしまったと反省させられます。
この切り株もおそらくその時のものでしょうが、切り株更新して、新たな生命が宿っています。

しばらく進むと学校やらお寺やらが突如として現れます。
日本に例えると、高野山みたいなところなのでしょうか?
その飾り付けですが、何ともきらびやか!日光の比ではありません。
台湾の寺院は何処も線香の煙が立ちこめており、ここも例外ではありません。
歩き通しなので喉が渇き、店でポカリスエットを買い求め、グビグビ飲みながら歩きます。このポカリは日本とまったく同じ味で、安心して飲めました。

やがて吊り橋が見えてきました。
向こうの斜面には、明らかに巨木であろう木の影が見えております。
O画伯もこちらを振り返り、ニヤッ!と笑っております。
いよいよエンジン全開ですか?

吊り橋の先には巨木の密集地帯がありました。が、しかし、陳さんの言っていたように、拉拉山ほどの迫力はなく、家族連れで見て歩くにはちょうど良い雰囲気の巨樹コースとでも言ったらよいでしょう。
ここで再び阿里山森林鉄道に出くわします。ここは阿里山駅の隣にある、スイッチバックの駅です。
この駅の下に、阿里山といえばこのヒノキ、このヒノキといえば阿里山と言われる?ほど有名なヒノキがあるのです。

その有名なヒノキとは別のルートをたどります。
しきりにアルボンヌ氏がツクツクボウシ!とカメラの起動御音を響かせています。
あとから聞いてみると、台湾の方々はツクツクボウシの音に反応してくれなく、寂しかったと言っておりました。
台湾にはいないのだな、きっと。

お二人とも熱心です。こちらは標高が高いので歩くだけでハアハアです。

そんなとき、かなり大きなヒノキが現れました。花子さんが近寄ります。
木からエネルギーを充填しようとしているみたいです。

遠くから見ても、なかなかの迫力を持ったヒノキです。
小休止を兼ね、しばらくここで撮影&画作の時間にすることにしました。

いつものように逃げ先行組と、追い込み組とに別れてしまいます。
花子さんは好位追走といったところ。
緑の色も鮮やかで、癒された気分に浸ることができます。

朽ち果てた木のトンネルも所々に点在しています。
これもかつては相当な巨木であったのでしょう。

しばらく行くと、一般の観光客も足を踏み入れる巡回コースのようなところに出てきました。三代木と書いてあり、倒木、切り株更新が一本の木で見られるといことで、観光の目玉になっているみたいですが、我々は感心せずに通過です。

これも象鼻木とかいって、象の顔に見えるとのこと。
確かに象の顔に見えるけど、左下に向かっている鼻が折れているじょ?

千歳檜と呼ばれるヒノキです。日本軍との関わりの話が語り継がれているようです。

ここで再び時間をとり、O画伯が絵を描き始めました。
またすぐに現地の方が見に集まります。やっぱり人気者です。

奥まったところの折り返し地点には寺院があり、道路が通じておりました。
境内には日本人が植えた銀杏もありましたが、暑さゆえかひょろひょろの育ちの悪いイチョウです。しかし、乳は垂れておりました。
そして境内先には野良猫大和の宅急便が停まっております。
カラーリングも一緒だし、台湾にも進出していたんですね、野良猫って。

その寺院の手前には素晴らしいヒノキがそびえています。
ちょいとこちらは測らせていただきまして、え〜14mくらいだったかな?
ちょいと扁平な形で、見る角度によっては素晴らしい巨木にも見えるんです。

さあ、いよいよ阿里山神木めざしてラストスパートです。
台湾には何処に行っても犬がいるのですが、園内にも犬が走り回っています。
しかし不思議なことに、彼らは絶対に人間に吠えたりしません。
O画伯が言うには、「吠えると食べられるのを知っているから」 だそうです。
なかなか人なつっこくて、可愛い奴らなんです。

O画伯は手帳にスケッチをしております。本当はゆっくり描かせてあげたいんですが・・・

駅まではもう数百mのところまで来ました。残りはあとわずかです。
中程度の大きさのものが次々と現れます。

これも素晴らしいのですが、もう目が逝ってしまっています。これが普通よりちょっと大きい木に見えて来るんですから、慣れっていうのは恐ろしいものです。

駅が見えて参りました。神木とご対面の前に最後の大物のようです。
視界に入るだけで4本の巨大ヒノキがそびえ立っている特異点のようです。
二本がくっついたものですが、あまりにも大きすぎて迫力が写し取れません。
誰かウロの中でおしっこをした跡がありました。
鼻の利くO画伯によると、この神木は臭いとのこと。
ここでもO画伯は迫力ある画作を展開します。


駅に降りてきました。
阿里山と言えば阿里山神木ですが、残念ながら10年ほど前に倒れてしまいました。その残骸がこれですが、土に帰るのを待っている姿は哀れなものでした。
アルボンヌ氏は以前、この神木が健在だった頃に来たことがあるそうですが、記憶には全くないとのこと。いったい何を見ていたのやら・・・・。
と、ここでSさんが線路下になにやら発見した模様です。
皆で降りていきます。

降りていくと、それはとんでもない巨木でした。何の資料にも載っていない見事な巨木”跡”です。
軽く20mは越えているでしょう。ただ悲しいかな枯れてしまっています。

花子さんに頼んで、木の根元に立っていただきました。
今回はエネルギー充填ではありません。
この大きさ、伝わるでしょうか?時間に余裕があれば是非計測してみたかったのですが、30mはあるのかもしれません。
O画伯も絵を描き始めますが、どうも調子が出てこない様子です。
氏によると、絵を描くにも木に生気が感じられず、いまいちだとのこと。
やはり鼻が利くのか、死んでしまったものはダメなようです。
かつてはどんな姿で立っていたのでしょうか。

神木園見学を終え、付近で昼食をとろうと歩き回ります。
手頃なホテルを発見し、中に入って交渉します。しかし、コーヒーしか飲めないらしく肩を落としながら他を探します。
花子さんとアルボンヌ氏は昼食を何としてでも食べたい様子です。
他の3人は、夕食までメシ抜きでもかまわないというスタンスのようです。

ひたすら歩き回ります。
適当な食事どころが見つからずに、かなりウロウロしますが、それでも見つかりません。

街中でもこのような巨木が残っています。ただ、日本人が伐っていった跡が残っています。
花子さんはもう既にかなりグロッキー。ふらふらし始めているご様子。
歩き方も、手と足が同時に出て、いわゆるなんば歩き状態です。

ついに宿泊先のホテル前にまで来てしまいました。
霧も濃くなってきています。時間もかなり立ち午後3時過ぎ。もう今日は巨木観光はできそうにありません。
歩きながらも食事をどうするかの議論が続いておるようです。

結局ホテル前にある屋台で、軽く食事をとろうということになりました。
あまり美味しくなかったのですが、つくねだけは絶品でした。
鼻の利くO画伯によると、これは間違いなく犬肉だとのことですが、誰も信用はしませんでした。

皆さんお疲れでうなだれています。
それもその筈、10時間もの間、歩き通しだったのですから仕方のないことでしょう。
特に花子さんは相当参っていらっしゃるご様子です。
明日は、見残した阿里山周辺の木を数本見学し、バスで嘉義市まで降り、自強号にて台北まで行く計画になっています。
明日も決行ハードな一日に成りそうな予感。
この日の夜は、皆さん熟睡された模様でした。

 

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