北陸〜中国〜九州の旅

4月20日

いよいよオフ会当日だ。
兵庫県にお住まいのゆんさんと待ち合わせをし、共に能勢町まで向かう。
その前にゆんさんの知り合いのところにお邪魔したりして寄り道をしてしまい、時間がなくなってしまった。
立ち寄ったのは千年藤とハンカチノキ、そしてイチゴ園! 運良く甘〜いイチゴをご馳走になってしまった。

イチゴ園などで時間を使いすぎ「あいや〜、遅刻だこりゃ!」ということで高速を使うことになってしまった。
途中ここでは書けないようなスピードで移動し、何とか時間までに大阪能勢町で皆さんと合流できたときには一安心。
そこにはもうすでにベベパパさんがおり、今夜の食材まで大量に買い込んで「いつでもいらっしゃい!」状態で待機しているのだった。
今回のオフ会は全部で11人と、今までのオフ会ではもっとも大勢集まっていただいた。
これも大阪在住山東さんとゆんさんの計画が用意周到なものだったからで、感謝することしきりだ。
お昼過ぎ13時の集合で、早速近くのコメリなどに寄って食材や炭などを仕入れ、その後お目当ての野間の大ケヤキ、倉垣天満宮のイチョウなどを巡り、宿泊先のバンガローへと向かう。
曇り空だったため、楽しみだった天体観測は出来なかったが、暖炉を囲んでの会話は本当に楽しかった!
今度は関東か、山形のオフでもこういった企画は良いかも知れない。

長距離を運転してきた瀬川氏はさすがにグロッキーでベッドで横になっていたが、他の10人は暖炉を囲みながらベベパパ氏のパソコンでスライドショーを楽しむ。
夜も更け12時頃床に入り就寝。すぐさまイビキの合唱となったらしい・・・・(自分がかいていた)
歯ぎしりは聞かなかったが、寝言は大盛況で「おっ、20mを越えてるぞっ!」「あたしがにぎるぅ・・・」など様々な言葉が飛び交う。
中には寝言に返事をしている輩もいてやばいったらありゃしない。
翌日に聞いた話なのだが、ベッドのまわりには大きな蜘蛛が徘徊していて、寝る前にそのことを聞いていたとしたら一睡もできなかっただろうと思い、ぞっとしてしまった!
そうして夜も更けていくのでありました。

4月21日

翌日は生憎の大雨となってしまった。
メンバーの中に日本でも最強の部類に属する雨男がいるのでこうなってしまったのであろうか?
まあ、最初からある程度は予想された雨であったが、「やっぱり」という感じだった。(笑)
たしかに移動する姿もアマガエルそのものなのであるが・・・・・。

途中に立ち寄った神社では大発見があった。
その名を知られていない巨大なムクがあったのだ。未確認ながら全国2位相当のムクノキだ。
環境省の資料で見るとケヤキとの報告となっているので、これがムクであるならば一大発見となってしまうかも知れない。

雨は容赦なく降り続き激しく降りしきる中、天王のアカガシ、六本柳、安田の大杉、四本杉などを巡り、今回のオフ会の目的、京北町の三波川源流部の森にはいる。

 

京都の秘境、花背に勝るとも劣らない素晴らしい森であった。
ぬかる地面に足を取られながらも約2時間、全員伏条台杉の森を満喫した。ここは晴れたときにまた来なければならないと心に誓い、後ろ髪を引かれる思いであとにする。
その後、京都での二次会とでも言おうか、木々の移ろいウェブマスターの梶本氏との会食を京都市内で行った。
梶本氏はフランス出張から前日に戻られたばかりで、お疲れのところをご足労いただいて大変恐縮。
しかし、自然食レストランでの食事で、皆さん大満足で終えることが出来たようだ。

東京組は瀬川氏の車に花子さんと杜の街 武蔵府中のjuhskeさんの三人が。
新幹線でつるばみの庭のtuki-yoさんがそれぞれ帰路につく。
私はというと、せっかく京都まで来たのだから明日は中京あたりを見ようか・・・ということで、名古屋まで夜の1号線を飛ばす。

4月22日

夜が明けるとそこは快晴の空。
清々しい空気の中、名古屋市内へと入り熱田神宮へと車を導く。
広大な境内内に7本の大クスがあるといわれているが、全部見ることはできなかったが、最大のクスノキが鳥井脇にデンと構えて、参詣者を見守っているかのようだ。
地上10mほどの枯れた枝からはヘビが顔を覗かせ、こちらの様子をうかがっている。
ヘビが住み着いていることを知っている方も多いらしく、ヘビに向かって手を合わせるご年輩の方も多く、私もそれにならいいろいろと願い事を頼んでみるが、さて、願い事は叶うのかな?

 

熱田神宮より北に5kmほどで名古屋城だ。
14年ほど前に来たときには、まだカヤの木があることを知らずに素通りしてしまったところだ。
今回はしっかりとこの目に焼き付けなければならない。

 

しかし、残念ながらカヤの木にはもう巨樹としての威厳は維持し得ていなかった。
幹は割れてしまい、数本の支柱によって身体を支えられる姿は、ただ余生を送っているかのような状態で、環境客の方々の目にもとまらないようだ。
少々落胆の気持ちを引きずりながら駐車場へと向かう途中に、幹をうねらせて立っている大きなイスノキが目に付いた。
葉っぱにはイスノキではお決まりの虫えいが山のように付着しており、まるでエンドウ豆がはち切れんばかりに熟したときのような姿。
中には虫が入っているのだけれど、指で押してみても結構堅く、中を見てみたい衝動に駆られる。

名古屋を走っているとどうもなじめない道がある。右折レーンの更に右側に直進レーンがあるのだ。
バスレーンのようだが一般車もバンバン走っている。この通行方法、どこかに書いてあるのだろうけど地方からやってきたドライバーには訳が分からないものなのである。走って良いものかダメなのかも分からない。
道の広い名古屋だからこそ出来ることなのであるが、もう少し県外ドライバーにも分かるような解説が欲しいと思うのは私だけではないと思う。

4月23日

オフ仲間の方が教えてくれた長野県上村が名古屋からは近い。
前回の訪問時は峠道が通行止めで、時間の関係から行くことが出来なかったが、今回は南からのアプローチでもう通行止めの心配もない。
南アルプスの山懐、下栗集落は平家落人集落伝説が語り継がれる隠れ里。
下栗より更に奥に進むと赤崩沢の大トチが谷底に樹冠を広げている。40mの崖下に根をおろし、樹冠はちょうど上を走る村道の高さ=目の高さに来る珍しいシチュエーションの樹でもある。
ここまで来ると東には3000m峰の聖岳が綺麗に見渡せ、この雄大な光景を独り占めにできる。何という贅沢なんだろうか。

 

下栗集落を東から望む。信じられないような立地だ。

下村から中央構造線沿いに北上し、大鹿村の矢立木に立ち寄る。
ここには全国にも珍しい樹で作った砂防ダムがあり、その名も矢立木の砂防ダム・・・・・だったと思う。
そしてこの上流にはサワラの大木「矢立木」がある。

 

例によって地学オタクなために中央構造線の露頭を二ヶ所ハシゴしてしまい、大鹿村の博物館へも立ち寄ったため、諏訪湖へ到着したときには日没寸前だった。
諏訪湖畔の山上にある高部の笠松に到着したときにはちょうど日没時。デジカメの威力で何とか撮影は出来たが、時間を睨みながらの撮影だったので落ち着いて撮影することが出来なかった。
現在残っている松では、なかなかの名松だといって良いだろう。

4月24日

山梨県に数多くあるオハツキイチョウ。このオハツキの雄株を探そうと身延周辺を探索しようと考え四尾連湖の畔で朝を迎える。
この不思議な山上湖の畔に大きなヒノキがある。両面ヒノキと呼ばれるもので、子安神社のご神木となっている。
この神社は木花開耶姫命を祭神としており、近くには陣痛を起こして出産なさったという遺跡も残っている。

オハツキを求めて身延周辺をうろついてみるが、イチョウが意外なほど少なく個人調査では限界があることを身をもって知ることとなる。結局調査を諦め八木沢のイチョウに会いに行ってみることに。
このイチョウは雄のオハツキで、花の時期は過ぎてしまったが、ひょっとしてまだあるかな?と思い行ってみたのだが何とか何枚か見つけることが出来た。
さらにラッパになった葉まで見つけてしまい、ちょっとばかり興奮。

 

左がラッパと化した葉っぱ。右が雄のオハツキイチョウ。葉の上に花が一つ咲いているのがおわかりだろうか?
なぁんだ!と思われるかも知れないが、これが結構貴重なものなのだという。
今年の秋には再び雄のオハツキを探しに行こうと考えている。

 

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