私にとって会津田島の町は、もう40回近くは通っている通い慣れた道である。
しかし、ここにこれだけのスギの巨木があるとはつい先日まで知らなかった。環境省資料も目を通したはずであったが、どういう訳か漏れてしまっていた。
現地に赴くと集落の外れに大きな男杉女杉の解説板を発見し、すぐに見つかったと安堵したのであるが、周囲を見渡しても何処にもそれらしく大きなスギなどは存在しない。
通過する車を停め、詳細を聞いてみると車では入れない集落裏手の山中にあるという。解説板を発見してぬか喜びをしていたわけだ。軽トラック専用のような細い道を100mほど進むと、ようやく赤い鳥居が見えて神社の存在を知ることになる。
神社境内に到着しても大スギは見えない・・・・。いったいどうなっているのかと周囲を見渡すと、遙か奥の斜面に一本の大スギが見え隠れしている。「あれだっ!」と、斜面を駆けのぼる。と同時に50mほど離れた同じ高さの斜面に、もう一本のスギも発見することができた。
本殿の南側にあるものが男杉で、こちらの方が単幹で幹周も大きい。いっぽうの女杉は合体木で、幹からは気根を垂らしているのであった。
男杉(写真上)はいかにもスギらしい姿であるが、面白味に少々欠けるだろうか。その点、女杉(写真下2枚)は変化があって面白い存在だ。
微かに踏み跡が付いているので、それなりに見学者もいるようだ。