かねてより訪ねてみたいスギであったが、いつも時間が合わずに断念していたスギだった。今回の取材では、前夜のうちに彦山集落の寺院境内で一夜を過ごし、夜明けと共に鬼杉めざし山道を歩き始めることとした。
かつては60m以上の樹高を誇っていたと聞くが、現在は先端部分が折れてしまい38mにとどまっている。周囲のスギからひときわ抜きん出ていたであろう昔の姿を想像すると、何とも惜しいことをしたものだとの思いがよぎる。
直幹高く聳え、節くれ立ったその姿は、現在でも存在感があり迫力充分で、参詣者、登山者からは畏敬の念で迎えられている。
2000年4月には森の巨人たち100選にも選ばれ、ますますその知名度は高まった。
※1 環境省調査による