三川の将軍杉 

国指定天然記念物
昭和2年4月8日指定

新潟県蒲原郡三川村岩津、平等寺
幹周   13.3m
樹高     38m
樹齢   1400年

日本海側によく見られるウラスギの特徴を持つスギで、根本より数本の株に分かれ、遠くから望むとあたかも森を形作っているかのような樹幹である。昭和36年の第二室戸台風によって主幹が折れてしまい、トタンの板で覆われているが、地面に陽が届かないほどの繁茂ぶりで、樹勢は旺盛である。
スギの周囲は木道が設けられ、根元にはウッドチップを敷き詰め、保護姿勢は充分なものである。


1991年の環境庁資料よると、縄文杉を除いた杉の中では最大の幹周(15.95m)を誇っていた。そして2001年のフォローアップ調査では19.31mとなり日本一となってしまった。
環境省調査では、地上1.3mの幹周りを凹凸にそって測るため、このような結果になってしまったものであろう。このような方法で1.3m地点を測るのであれば、将軍杉以上の太さになってしまう杉を私は数本知っている。
以前、環境省の方々と巨樹の会、巨樹・巨木林の会の代表が話し合いを持ったときにも、その樹の根元から1.3mまでの間で、もっともその樹にとって不利となる地点を計測しましょうという話も出たのだが、残念ながら採用されずに見送られたようである。
したがって私が計測した将軍杉の幹周は根元付近の13.3mを採用したい。(天然記念物辞典には13.5mとして掲載されている。)
本当に正確な計測はむずかしいと感じる。
今の計測方法では問題が多すぎ、いずれ新たな取り決めが必要となるであろう。

将軍杉には辛辣なことを書いてしまったが、これが私の偽わざる心境であるし、縄文杉に会いに行った方々も、そう思われるであろう。


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