氷室神社は宝亀年間(770〜781)に、儀丹行円により創建された。武田家の厚い信仰により、手厚い保護を受けたという。
参道入り口までは整備された道が続くが、そこからは575段もの石段を、息を切らせながら登ることとなる。
なかなか雰囲気の良い参道で、周囲を眺めながら登ること約15分。ようやく山門に到着する。
ちょうど訪問時は修復工事が行われており、剥げかけた金粉や杉の枝の処理など、若い方々が汗を流しながら作業している最中であった。
目指すスギは本殿後ろに控えており、いかにもスギらしい端正な姿である。周囲のスギに守られているのか、落雷の痕跡などもなく、ほぼ健全な姿である。
こういった端正な姿のスギは、撮影が難しいのが常である。
周囲の植生もあって、根元から煽るようなショットしかお見せできないのが何とも心苦しい。
せっかく登った長い石段である。スギの根元で森林浴などはいかがであろうか。