奥多摩町の巨樹

東京都のもっとも西に位置する奥多摩町。奥多摩湖、雲取山、日原鍾乳洞などの景勝地にも恵まれ、東京都は思えない自然に接することが出来る。当然巨樹も数多く残っており、その中の数本をご紹介いたします。


稲村岩

奥多摩町のシンボル的な存在でもある
稲村岩です。奥多摩町には鍾乳洞も
数多く存在し、石灰岩質の地形が特徴
です。

 


倉沢のヒノキ

東京都指定天然記念物

東京都西多摩郡奥多摩町倉沢

幹周    6.10m 

昔の情報網の発達していない頃は、日
本 の中でも有数の大きさのヒノキとして
有名 だった。旧倉沢集落上のやせ尾根
上に生育しており、周辺の環境が抜群に
良いため、樹勢もすこぶる良好である。
巨樹の会が 避雷針を設置するのを補助
した初めての木でもある。一部分に根を
切ってしまった痕跡があるのが残念で
ならない。

 


小丹波のイヌグス

奥多摩町指定天然記念物

奥多摩町古里

幹周     4.66m

JR古里駅のすぐ近くにあり、電車からも
確認できる。ほとんど痛みのない健全な
樹姿と、樹勢を保っており、こんもりと
した樹幹を遠くからも確認できる。
と思っていたら、99年夏に、北側の大枝
が落ちてしまいました。残念!


向寺地のカシ

奥多摩町寺地

幹周     4.57m

寺地集落、原島氏宅の裏山の山林
内にあり、以前はアカガシといわれ
ていたが、最近の調査ではツクバネ
ガシらしいとのことである。どちら
にせよ、このあたりでこの大きさの
カシの巨樹は、貴重である。

 


 大楢峠のコナラ

奥多摩町海沢、大楢峠

幹周   4.50m

樹高   27m

峠の名前もこの木から来たものであろ
う、少々ややっこしいが。鳩ノ巣から御
嶽山を目指す中間地点でもあり、登山者
の憩いの場にもなっている。根上りが凄
まじく、風格は満点である。コナラの数
少ない巨樹であり、貴重である。

 


カジ小屋クボのトチノキ

奥多摩町日原

幹周    5.96m

樹高    25m

推定樹齢   約500年

最近世に出たトチノキ。急傾斜地にあり、
撮影も容易ではなかった。民家からの距
離も10km以上離れていることと、周
辺が昔からの天然林でもあり、絶好の環
境下に育っている。樹勢はもちろん良好
である。


水垂のトチノキ

奥多摩町日原

幹周    4.80m

樹高    30m

推定樹齢  約500年

日原集落より歩いて10分ほどの所、
道の遙か上に見えている。かなりの急
傾斜地に立っており、遊歩道がすぐ脇
を通ってはいるが、根元に近寄るのは
大変危険である。道を挟んで下方には、
幹周4.30mの水垂のモミがある。


名栗沢のトチノキ

奥多摩町日原

幹周   約6m

雲取山への林道の途中、名栗沢の右
岸崖上にある。やはりかなりの傾斜地
にあり、近づくのは大変危険である。
しかし、こういった立地であるからこ
そこれらのトチノキは生き残ったので
あろう。


雲取山大ダワのアララギ(イチイ)

奥多摩町日原、雲取山

幹周     4.45m

標高約1700mもの高さにある巨樹で
ある。さすが寒さに強いイチイの面目躍
如といったところであろうか。日本で一
番高いところの巨樹かと思い、調べてみ
たが上には上があるものである。山梨県
にあるカラマツは、もっと高いところに
位置していることが判明した。もっとも
このカラマツも通常の形では成長できて
いないものであったが。タワ=峠を意味
しており、この木もあと1分ほどで埼玉
との県境に近い鞍部に立っている。


金袋山のミズナラ

奥多摩町日原、金袋山

幹周    6.09m

日原鍾乳洞の対岸の山を1時間ほ
どかけて登ったところに位置する。
案内なしではとてもいけないような
所である。標高も1150mと10
00mを越えるところにありながら、
とても若々しい木である。恐竜をイ
メージさせるような、そんな樹形で
ある。


古里附のイヌグス

東京都指定天然記念物

奥多摩町古里、春日神社境内

幹周   9.01m

樹高   13.5m

タブのコーナーにも書いてあるが、奥多
摩町最大の巨樹である。全国的に見て
も最大クラスのタブといっていいだろ
う。電車と車の振動、排ガスとの戦い
の毎日である。これだけの木であるか
ら何とかしてあげたいのであるが・・。


  
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