■ 杓子ヶ入メグスリノキ

福島県耶麻郡塩川町大字中屋沢字水山国有林88林班せ1小班

幹周    4.1m
樹高     20m
樹齢    300年(推定)


           データはすべて公表されている数値です
   詳細データは全国巨樹MAPの「杓子ヶ入メグスリノキ」へ

メグスリノキは、あまり巨樹とは成らない樹種でもあり、それほどの期待は持たないでの訪問であったが、その考えは見事に裏切られた格好となってしまった。決して巨樹とは言えない大きさであるが、深く苔生した幹の質感、沢沿いのぽっかりと空いた空間にひとり立つ姿は、幻想的な雰囲気を醸し出していた。

メグスリノキの名前の由来は、樹皮や葉の煎じ汁で目を洗うと眼病に効くことに由来すると言われているが、この木には枝を伐られた跡が残っており、薬にするため業者が伐採していった跡だという。そのせいかどうかは不明だが、葉の茂り具合が少々寂しく、必ずしも元気とは言えない状態だ。
カエデ科の植物だけあって、秋には綺麗に紅葉するそうである。狙い目は紅葉シーズンであろうか。


 ご案内

● 塩川町中心部より猫魔ヶ岳方面に進路を取り、雄国沼への標識に従い猫魔ヶ岳の裾野を快適に登る。 
最後の県道との交差点から約2.5km地点であったと思うが、右手に山に入っていく細い道が見えてくる。道路の左側に2台ほどの駐車スペースがあるので、これを目標にする方が適切かもしれない。
ここから徒歩5分ほど平坦地を行くと、メグスリノキが現れる。
私が訪問した当時はこのような状況であったが、どこにも立派な看板がある森の巨人たち100選。無責任のようだが、現在はおそらく立派な看板が取り付けられているであろう・・・・と思う。

ここまで来たのなら猫魔ヶ岳の火口原まで足を延ばさなければもったいない。山の頂上には直径2.5kmほどのカルデラがあり、解析作用により湿原と化している。天候が良ければ雄国沼の散策もおすすめだ。木道が整備されているので気軽に見られるのは実にありがたい。国指定天然記念物の湿原で、これほど気軽に行けて、人の少ない湿原は希少価値であろう。頭上にはハングライダーも飛ぶ。まさに下界とはかけ離れた別天地であるのだ。

 

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