■ 立花山大クス

福岡県粕屋郡新宮町立花口 立花山国有林51林班

幹周   7.85m
樹高     30m
樹齢    300年以上(推定)

 
           データはすべて公表されている数値です
             詳細は全国巨樹MAP「立花山大クス」へ

福岡市の北方、新宮町との堺に標高367mの立花山がある。ここはクスノキの自生する天然の森といわれており、600本以上物クスノキで覆われている。
この森の中でも、もっとも大きいのがこのクスノキである。途中から2幹に別れ、周囲の競争に負けないよう上へ上へと枝を伸ばしており、樹高もかなりの高さがあるようだ。全く人間の手に頼らないで生きていたせいか、自然のままの荒々しさも兼ね備えている樹形と言ってもよいだろうか。

クスノキの自生地はあまりはっきりしないものが多い。日本にはクスノキの自生はなかったとされる説も有力であり、この森もクスノキの自生地ではないのではないだろうか。
諸説はあるが、その中で立花山のものは規模も大きく、その北限地帯にあることでも貴重なものであるという。国指定特別天然記念物に指定されていることからも、その貴重さが分かるであろう。




 ご案内

● 立花山の東に当たる立花口に車を停め、そこから立花山登山道に入る。約40分ほどの結構な急坂を登りつめるが、ほとんど南斜面にはクスノキは見あたらない。
途中登山道を塞ぐように、忽然と大きなクスノキが現れるが、山頂部以外の大きなクスノキはこれくらいなのであろうか。
自生地は山の南西斜面にあるため、山頂を迂回するような感じで回り込み標高を稼ぐと、ようやくクスノキの林の中にたどり着くといった具合だ。
低い山ではあるが、大クスがある周辺は足元も悪く、最低でもトレッキングシューズは必要となるであろう。
昨今の開発とは縁が無さそうで、観光地化されていないのがとても嬉しく感じる。
立花山全体で巨樹調査などを行ったならば、結構な数のクスノキの巨木が見つかりそうで雰囲気である。


 

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