■ 森の神様

北海道上川郡美瑛町忠別上川中部森林管理署署内国有林353林班ぬ小班

幹周   11.51m
樹高      31m
樹齢   900年(推定)

 

           データはすべて公表されている数値です

北海道のほぼ中央部、大雪山西麓に佇むカツラの巨樹。
大雪山に源流を持ち、人跡未踏の中を流れ下ってきた忠別川がようやく人里に遭遇するあたり、原始の森の中にカツラの巨樹たちがひっそりと息づいている。その中で最も大きなものが、この森の神様だ。
主幹に当たる部分は既に失われたようで、ヒコバエの数々によって樹形を保っている状態。
忠別川の氾濫原にあり、周辺はほとんどフラットな地形だが、いかにも湿潤な雰囲気でカツラの生育には最適の地のようだ。
根元まで車道が通じており、気軽に訪れることができるカツラの一本だ。

忠別川はその源流付近は人も寄せ付けない未開の地。その忠別川に育まれて成長するこのカツラ、なんと贅沢な地を選んで萌芽したのだろう。

 
 ご案内

● 旭川駅前の交差点を右折し、あとはひたすら真っ直ぐなのであるが、天人峡温泉に向かって走れば間違いない。
旭川駅前から36km地点、旭岳温泉方面と天人峡温泉の分かれ道を右折し、3.5kmほど進んだところに右手に入る林道がある。
砂利ではあるが、道幅が広くフラットなダートで、普通の乗用車であっても全く問題はない。
林道に入って1分ほど、前方に黒い固まりが見えてくるが、それが森の神様といわれるカツラの巨樹だ。
林道入り口には看板も出ているので、まず間違いなく辿り着けるであろうか。
カツラの周辺はさすが北海道、広大な草地が広がっており、駐車スペースに悩むことは皆無であろう。

国道を挟んだ対岸の岩山は、実は旭岳が流した15kmにもおよぶ溶岩流。そして忠別川上流には天人峡温泉、羽衣の滝、東洋のナイヤガラとも呼ばれる敷島の滝がある。ここまで来て立ち寄らない手はない。 


 

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