沼津駅より北に3kmのところに岡宮浅間神社がある。
神社境内の真ん中を新幹線が貫いており、ひっきりなしに列車が通り過ぎる。おそらくクスも安心してはいられないだろうと同情してしまうくらいだ。
新幹線を境に沼津市街地の発達に差が出ているようで、宅地化がゆっくりと進行している北側に位置しているのも、何かの幸運かもしれない。
このクスは、日本におけるクスの代表的な標準樹形で、まったく癖のない素直な樹形である。根張りが広く、上部は三本の大枝に分かれており、枝分かれした付近の幹は胸高周辺よりも一回りほど太く、豊かに茂った葉は境内を広く覆っており、昼なお暗い境内を作っている。