八百比丘御手植の大樟の由来

老樟にゆかりある伝説を尋ねれば今よりおよそ千三百余年前若狭国に世にめずらしき神童あり。幼にして母に別れ、継母につかえたり、継母は 其の聡明なるを憎みて毒殺せんとして毒薬を盛りにし、聡明なる少女は之を受けて飲みたるが如くよそおいてひそかに捨て去る。 やがて父に死別するや父母の菩提を弔わんが為に尼となる。元より、大慈大悲の心深く巡礼となりて諸国の神社仏閣を順拝しながら、諸人を憐み、 之を救いやがて日本の津々浦々を巡礼し、知多郡なる南粕谷の地に来り、当寺に参拝し後記念の為樟樹を御手植えさる。然して曰く 「我死なば其霊この樟樹の精とならん」と言い残して若狭に立帰るやがて八百比丘若狭に於て入定し給う。以来星移り年変わりて、 茲に千有余年記念の樟樹はいつしか、八百比丘の精霊こもれる古木となり里人に尊崇せらるるに至る。而して不老長寿、開運福徳、 商売繁盛を祈念する者、或は、又不慮の疾患苦悩の解脱を祈る者、頗る多し殊に珍らしき事には、婦人の容貌を美麗ならしめ給ふとの 事にて、婦人のこの霊木の祈念する者多し

金照山 大智院  山主敬白
 

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八百比丘御手植の大樟





八百比丘御手植の大樟
指 定 知多市保存樹
指定年月日 不明 
所在地 愛知県知多市南粕谷
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項    
お勧め度 ★★☆☆☆
到達難易度 ★  下車後すぐ
撮影日 2003年2月26日
 環境省値  解説板値    実測値
幹  周           8.3m
樹  高          14.5m
樹  齢      1300年   
実測詳細 地上1.3m部分を計測
参考値 根回り 11.5m 

大智院は聖徳太子が開山したと伝えられる真言宗の名刹。
その傍らには、若狭の国で不老長寿の薬を授かり、800歳まで生きたと伝えられる八百比丘が植えたクスが現存している。
主幹はすでに朽ち果てた様子で、大きなウロになっている部分に主幹があったのであろうか。
南北に横たわるような格好で成長している2代目?が、かつての主幹の大きさを物語っているようだ。

島根県に同じく八百比丘が植えたとされるスギがある。
八百杉
参照



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