武雄市の市街地、武雄神社の裏山にある九州を代表するクスの一本。
武雄神社の本殿から徒歩で5分ほどのところ、茶畑を抜け坂道を上るといきなり意表をついたように現れる。その姿は今まで何処にも見たことも感じたこともない、例えようのない存在感である。
まさに日本のクスノキの中で、最もインパクトを与えてくれるクスであろう事は間違いない。樹齢は3000年以上とも言われているが、あながちオーバーな表現ではないと納得できるほどの雰囲気を持っている。
急な坂の途中に成長しているため、下方の根の発達が凄まじく、幹とも根とも判断が付かない。環境省の計測はおそらくこの部分を含めて計測したであろうと思われ、20mもの数値を計上している。根の肥大部分より立ち上がる幹のバランスが絶妙で、大枝を失って開いたウロから下に向かった亀裂とともに、少々前掲した姿は迫力満点だ。
現在は立入禁止となってしまったが、巨大な空洞内には祠が祀られ、現在においても信仰の対象となっている。
根元の土の改良や柵の設置など、武雄市の管理が行き届いており、樹木医の治療など手厚い保護を受けている。
※1 環境省調査による
※2 現地解説板による