淡路島には何故か巨樹が少ない。佐渡島などと比較すると、それはもう雲泥の差と言っても良く、巨樹の育つ環境下にありながらこの少なさは、やはり都に近い地であるがゆえ伐採されたものと考えるのが妥当であろうか。
昭和の頃は、淡路国道松並木や千手のマツなどもあったが、平成となった今ではそれも1本も残っていないのが現状だ。
そんな中で、淡路唯一の巨樹と言えるのがこのクスであろう。
町名からもお分かりのとおり、淡路国の一の宮でもある伊弉諾神宮の本殿脇にどっしりと構えており、境内にあることもあって手厚く保護されている。もちろん樹勢は良好だ。
どうやら2本が合体したものようだが、なかなか重量感あふれる樹形である。
歴史の古い淡路島に巨樹が少ないのは、何か物足りないと感じるのは私だけではないであろう。
※1 環境省資料による
※2 現地解説板による