白山山麓の国民宿舎一里野荘。ここの裏庭にあるクリの巨樹。
クリへの入り口が判然としないが、見つけてしまうと微かな踏み跡をたどるだけだ。
地上3mあたりから3本に大きく別れ、それぞれが幹のねじれを延長する形で伸びている。
クリやミズナラはこういった特徴的な樹形をよく見かけるようだ。
人の手によって植えられたもののようで、解説板によると樹齢はまだ250年ほど。この寒冷の地で、驚くべき成長の早さだ。
スキーや登山に来た宿泊客の中に、すぐ側にこんな巨樹が控えているなどと知る客は幾ばく存在するのであろうか。