長野県北部には多数のケヤキの名木が多いが、伊那谷南部、木曽谷、愛知県にかけてはケヤキの名木はほとんど無い。
そんななか木曽谷で名の知れているのがこのケヤキだ。
以前よりその名は聞いていたが、まさかこれまでに痛んでいるとは想像だにしなかった。
伊那谷のケヤキたちは、季節はずれの落葉など衰退の兆しが見えてきているものが多いようだが、このケヤキも国道からの排気ガスが影響しているのであろうか、それとも寿命が迫りつつあるのだろうか、痛々しい姿をさらけ出している。
かつては街道を行き交う旅人たちに憩いの場を提供し続けてきたのであろう、水田の中にポツンと立つ姿が余生をのんびり過ごしている姿にも見えてきた。「精一杯生きてきたよ」と話しかけられているような気がしてきた。
※1 環境省資料による
※2 現地解説板による