半蔵金のけやき、大杉




半蔵金のけやき、大杉
 
指 定 栃尾市指定天然記念物
指定年月日 1982年 3月31日 (スギ)
1987年12月14日 (ケヤキ)
所在地 新潟県栃尾市半蔵金 諏訪神社
幹 周 10m(スギ) 
 8m(ケヤキ)            
※1
樹 高 50m(スギ)
35m(ケヤキ)
樹 齢 伝承800年             
解説板 あり              
樹勢等 2005年 1月 1日 スギ倒壊
2005年 3月10日 ケヤキ伐採
特記事項 永久のお別れです 
   
幹周(実測) 8.8m(スギ)
7.25m(ケヤキ)
樹高(実測)  
撮影日 1993年4月23日

半蔵金は新潟県栃尾市の南部、山古志村と接する集落である。中越地震によりテレビの取材が入り一躍有名となった集落でもあるが、この集落には住民の心の拠り所となる大杉とケヤキが、高台の諏訪神社境内にあった。 参道を挟んでスギとケヤキの大木が仲良く出迎える、といった神社は全国でも珍しく、非常に貴重な存在でもあった。

 2004年10月23日、ちょうど会社の帰りであったが、信号待ちで停まっていると波長の長い揺れが車の中でも感じられた。これは遠方で発生したかなり大きな地震だと悟りラジオを聴きながら運転を続けた。速報によると震源は新潟中越地方で、相当な被害が出ているという。山間部では連絡が取れず通信手段がないといい、情報網の発達した日本でこんなことが起きるのか?もしかしてとんでもないことが起きているのかもしれないと心配であった。
翌朝の山古志村の状況を見るとその理由も明白であった。ちょうど震源に当たるあたりには下伝来のスギや半蔵金の大杉、ケヤキがあると考えていたが、巨樹には影響はないだろうとたかをくくっていたのであるが・・・・・
数日の間は報道がなかったため影響はないものと安心していた。しかしである、人的被害の概況がおおよそ把握でき、インフラなどの被害状況が発表されるにいたって両木の情報も飛び込んできた。なんと地震によって両木とも傾いてしまったというではないか。さらに悪いことに地盤が不安定となったところに豪雪が見舞ってしまった。
遂に運命の日がやってきた。2005年1月1日、耐えきれなくなった大スギが11時頃からバリバリといった音を出し悲鳴をあげ始める。そして昼過ぎ、大スギは轟音とともに神社下の道路めがけて崩れ落ちていくこととなってしまった。
一方のケヤキだが、こちらも地震の影響により傾いている状況で、2日に話し合いが行われ、安全のためこちらも伐採する決定がなされた。ケヤキはその材にもよるが数千万円で引き取られることもあり、復興資金として充てられることになったとも聞く。
もし道路が通行可能であれば、もし豪雪の年でなければ生き延びることも可能であっただけに非常に残念な思いだ。
2005年の春には、再び会いに行こうと考えていた矢先だっただけに、余計に悔やまれる。

※1 環境省資料による


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