白神はブナばかりが有名となってしまったが、実はカツラの宝庫でもあるようだ。
2006年7月に、十和田市で巨樹を調査している高渕氏より連絡があり、最大と思われるカツラが発見されたとのことでお盆の帰省ラッシュを避け、勇んで調査に向かった。
本来の目的は最大とされる井戸股沢のカツラであったのだが、そこへ行く前に立ち寄ったカツラが、このカツラであった。
一ツ森林道を約300m行くと、右手にカツラの樹冠が見えてくるので、4駆にお乗りの方であれば訪問も楽であろうか。
これがまたなかなかのカツラで、一本のしっかりとした幹を持つカツラとしては、全国でも最大クラスと言っても過言ではないだろう。
林道からカツラまでの急坂は、木々に掴まりながらの悪戦苦闘。
足を踏み外すと林道まで転げ落ちそうである。
約8分ほどであろうか、いきなり目の前にカツラが登場するのだが、その大きさたるや、これはまさに圧巻であった。
当日、東奥日報の記者も同行していたのだが、全国最大クラスのカツラ発見!との記事を後日、新聞に大々的に発表していただいたのには感謝。この時、自分の判断がメディアに載るという責任も感じ、今後も軽率な判断は出来ないと、改めて責任の重さを痛感したのも事実である。