あなたの身のまわりにあるムクノキとエノキを見つめ直してみませんか?
ニレ科の植物であるムクノキやエノキは、山林で見かけることは少なく、土壌の肥沃な平野部、つまり我々の生活圏の最も身近に生育する樹であるともいえます。
そのため古くから人間の手による開発によって、多くの樹が失われ、現存するものは神社や寺院、個人の敷地、もしくは学校のグラウンド内で手厚く保護されてきたものが中心です。
しかしあまりにも身近に存在するために、都市部の大気汚染などに常にさらされ、生き残るのがやっとという個体も少なくないのが現状です。
こんなにも身近に存在しながら、我々はよくムクノキとエノキの両者を混同し勘違いしてしまっています。
人間に例えれば、古くから付き合いのある自分のご近所さんの名前と顔がちぐはぐのまま日々過ごしているようなものです。
実際、天然記念物に指定されているムクノキやエノキですら、混同されたまま気付かれずにいることが多いのも事実です。
これではあまりにその樹たちがかわいそうです。
そこで、今一度あなたの身近に生えているムクノキやエノキをよく見つめ直して欲しいのです。
本当にその樹がムクノキなのか?、エノキなのか?を!!
そうすることで、あなたに自然観察への第一歩を踏み出させてくれるだろうと思います。