国指定天然記念物

大瀬崎のビャクシン樹林

(Juniperus chinensis Linneus)

ビャクシンはヒノキ科の植物で、生け垣に用いられるカイズカイブキと同種です。漢字では柏愼と書きます。常緑の高木で本州、四国、九州、朝鮮半島及び中国大陸にかけて分布しています。
大瀬崎のビャクシン樹林は、現在百三十本あまりが自生し、群落を形成しています。直径一メートルを超える巨木、樹齢千年以上といわれる老樹も多いことで知られ、国の指定天然記念物 に指定されています。
ビャクシンの開花期は四月頃ですが、毬果が成熟するのは翌年の秋から冬にかけてです。また、 その種子が発芽するには、二年かかると言われています。しかもビャクシンは耐陰性が弱く、成長するのに強い陽光が必要です。 そのため若木のほとんどは二〜三年で消滅すると考えられ、後継樹がなかなか育たないものです。
この貴重な文化財である大瀬崎のビャクシン樹林を私たちの子孫に伝えるため、大切に守りましょう。

平成十五年 九月

沼津市
沼津市教育委員会
 

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大瀬崎のビャクシン樹林






大瀬崎のビャクシン樹林
指 定 国指定天然記念物
指定年月日 1932年7月25日 
所在地 静岡県沼津市西浦江梨 
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項 ビャクシンの樹林として貴重な存在   
お勧め度 ★★☆☆
到達難易度 ★★  下車後徒歩15分
撮影日 2006年11月7日
 環境省値  解説板値    実測値
幹  周    6.7m      7.78m
樹  高   13.2m      
樹  齢   300年以上  1000年以上   
実測詳細 地上1.3m部分を計測 

西伊豆の最も北部、富士山のビューポイントとしても有名な大瀬崎には、全国でも貴重なビャクシンの群落があり、国の天然記念物として指定を受けている。
大瀬崎はまた、ダイバー達でも賑わうことでも著名で、実際ビャクシン樹林のある大瀬神社までは、ダイバー向けのショップで賑わっている。
一部ダイビングポイントとビャクシン樹林が重なっている地点があり、この周辺のビャクシンは心なしか元気無さそうに見えて仕方がない。
神社境内に入ってからは雰囲気が一変し、神池の神秘さとともに幽玄な雰囲気に包まれる。
灯台の根元、まさに大瀬崎の突端に最大の神木とされる「夫婦びゃくしん」がある。
富士山を眺めつつ、神池、ビャクシン樹林を散策・・・何とも贅沢な時間である。



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