寺伝によると、鎌倉時代に当時の開基である源頼朝の重臣であった土肥実平が植えたものと言われている関東でも有数のビャクシンです。ほぼ北限に近いこの地で、よくぞここまで成長したものです。
ビャクシンによく見られる幹のねじれが特徴で、幹のねじれがそのまま枝に移行し、放射状に広がる枝はいまだ葉を大量に付けており、ビャクシンの古木によく見られる白骨化した枝とは無縁のようです。
ビャクシンは禅宗の寺院に多く見られるのが特徴ですが、ご多分に漏れず成願寺も曹洞宗のお寺です。成長が遅く、禅の教えに通ずるものがあるためと聞いておりますが、確かに著名なビャクシンの巨樹のほとんどが禅宗のお寺にあることは確かなのです。