杣口林道を登りきると、高原の上の完全2車線の快適な道路に出る。その道をしばらく行くと右手に大きなトチノキが見えてくるが、それが「姥の栃」である。
ちょうど沢沿いに成長しており、道路を挟んで下流側にも相当大きなトチノキが群生しているのが見ることができる。
根元からは清水がわき出しており、さすが山の水、手を切るほどの冷たさである。
根元は道路工事のために埋められたようだが、傾斜地にあるため幹自体も傾いて成長しており、かつては大きく根が露出していたことであろう。幹にできた瘤が、いかにも古木然とした雰囲気を醸し出している。
このトチノキは、道路を通したために発見されたのであろうと思われ、この付近の山に入ると未だ発見されずにいる大きなトチノキに出会うことができそうな、そんな雰囲気に満ちあふれているところでもある。