このムクノキには15年ぶりの訪問であった。
相変わらず窮屈な環境に閉じこめられているようで、少々可哀想に感じるのは昔も今も一緒だ。
道路敷設のために根は掘り出されており、これが樹勢に多大な影響を及ぼしているようである。
上部の空洞は、かなり古い時代に他の木の枝をくわえ込んでいたものであろうか。そこから腐食が進まなければよいのだが。
裏手には猫の額ほどの土地にブランコなどが設えてある。かつての高度成長期には、子供たちがこの小さな公園ではしゃぎ声を上げて走り回っていたのであろう。そんな光景ももう過去のものとなった。
ムクは今の世の中をどのように感じて生きているのであろうか。
周辺は住宅密集地で、斜面に家が建っているところでまったく駐車場が無く、訪問には注意が必要だ。