山梨県指定文化財
長坂町指定文化財

天然記念物 鳥久保のサイカチ
1970(昭和45)年10月指定
長坂町中丸鳥久保3954

このサイカチは、根回り6.7m、樹高10.1mで、山梨県内でも有数の規模を誇る巨木である。
この木を植えたのは、鳥久保集落を開いた井手久左(佐)衛門といわれる。
久左衛門は、戦国時代に駿河守護今川家の臣であった井手一族の末裔にあたる。一族は今川家の没落とともに分散したが、 久左衛門の一派は戦国時代末の文禄年間(約410年前)に北巨摩の鳥久保を拠点ににし、興栄山本源寺を建立するとともに、 屋敷をここに構え、敷地の乾(北西)にエノキ、巽(南東)にこのサイカチを植えたという。エノキは100年以上前に 枯れてしまったが、サイカチの樹勢は旺盛である。

サイカチ : マメ科の落葉高木。葉、枝に多数のトゲがある。夏に緑黄色の細かい花が咲く。秋には約30cmのさやに入った 果実(マメ)が垂れ下がる。
果実はサポニンを含み洗濯用として使われるほか、生薬としても重用される。

2000(平成12)年3月
山梨県教育委員会
長坂町教育委員会


山梨県の巨樹 全国の巨樹 全国その他樹種 関東・甲信越のスギ 樹種別一覧 HOME 森の巨人100選

鳥久保のサイカチ



他の写真を見る

鳥久保のサイカチ
指 定 山梨県指定天然記念物
指定年月日 1970年10月26日 
所在地 山梨県北杜市長坂町中丸
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項   
お勧め度 ★★☆☆☆
到達難易度 ☆☆☆☆  下車後すぐ
撮影日 2008年2月21日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周   5.40m   6.70m   
樹  高     15m   10.1m   
樹  齢  200-299年       
実測詳細  

まれに見るサイカチの巨木で、全国でも有数のものであろう事は想像に難くない。
秋田県に日本一と思われる幹周8m近くのものを確認しているが、それに次ぐ存在であろうか。
かつては屋敷の前に植えられたものだとされるが、現在では道路が根元を通り、法面を下げて作られたために小高い盛土の上に立っているかのようだ。
幹周を測ったのだが、するどいトゲには閉口してしまい手の2箇所から流血する羽目となった。
しかもその苦労してとったデータを紛失してしまうという体たらく。
近いうちに再訪問することとなりそうである。


戻る