丹波山村は山梨県東部、東京都に接する山村で、人口はわずか800人あまり。生活圏は山梨よりも東京とも言えるであろう。
東京から続く国道411号線、通称青梅街道から役場方面へと折れ、集落奥の山林が迫るあたりに大六天神社がある。
軽自動車ならなんとか神社前まで入っていけるであろうが、普通乗用車であるならば少々厳しいかも知れない。
神社の鳥居をくぐり、薄暗い境内の右手にカツラがぼぉーっと立っているのが視界に入ってくるだろう。
カツラの好む沢沿いではないが、根元にはやはり小さな流れがあり、このカツラの生命の鍵を握っているようだ。
天然記念物指定などはされておらず、カツラの周囲にも保護らしいものは一際されておらずに、自然に任せている感じである。
主幹はすでに失われており、ヒコバエの成長により樹形を保っている状態である。自然環境が抜群なだけに、樹勢はとても旺盛のようである。