あの事件で有名となった上九一色村にあるスギの巨樹であるが、合併となり上九一色の名は消滅してしまった。村が二分されて合併という全国にも珍しいパターンとして、それは行われた。
おまけに郡名まで変わってしまったという、異例中の異例の合併であった。上九一色の名前が消え去るのは、やはり寂しい気がするのであるが・・・。
精進の大杉は精進湖畔から300mほど北に入った諏訪神社の境内脇にあり、諏訪神社の大スギとともに高さを競いあっているかのような格好で立っている。
ちょうど互いの間にはウラジロモミの巨木もあり、行司役を買って出ているかのようである。
私が初めて訪問したのが1988年のこと。手元の資料を見てみると、樹を見始めてから10本目の訪問となっている。
もう既に10回近く訪れているのだが、当初からまったく印象が変わらない樹でもある。成長もそれほどしていないんであろうか?と思っていたが、最近の計測によって、その考えは完全に否定されてしまったようだ。それはなんと、かなりのスピードで成長を続けているのであった。
2000年に訪問した時の幹周は10.96mであったが、2006年には11.2mに成長していた。一年の成長は4cmであり、年輪の幅は6.3mmという結果となり、まだまだ太り続けている様で心強い限りだ。
いつも思うことなのだが、特にこのスギは写真写りがよろしくない。カルチャーで皆さんをお連れしたのだが、皆さんも同じ意見だったようだ。次回は日の出時に狙うことにでもしてみようかと考えているのだが。
大杉の根元には、山梨特有の丸石様が祀られている。