上野原市にはもう数え切れないほど訪問していたのだが、このケヤキだけは訪問していなかった。
カルチャーを上野原で行う都合上、このケヤキも当然候補に挙がっており、初めて訪問することとなった。近所のお姉様に道を訪ねたところ、気持ちよく教えてくださった。
お陰で迷わずに到着できたのはありがたい。
正直、それほどの期待はしないでの訪問であったのだが、なかなかどうして素晴らしいケヤキであった。境内からの眺めは地衣類を纏った白い姿をしており、とてもケヤキには見えない不思議な光景であるが、特にケヤキの裏側=坂下から狙う姿が、何ともツボにはまってしまったのだ。
しばらく撮影に没頭していると先ほどのお姉様が「ケヤキはいかがでしたか?」とご丁寧に挨拶にまで来ていただいて大変恐縮してしまった。
都会では失われた人間の温かさと、ケヤキの包容力に満たされて、大満足の上野原探訪となったのはいうまでもない。