国指定天然記念物 

  平川の大スギ


スギはわが国特産の樹種で、その名を「直の木」由来すると言われるように樹幹は直立して成長する。分布範囲は広く、九州の屋久島から青森県まで分布している。
この平川の大スギは、遠くから見ると一株の木のように見えるが、実際は数株が接着している。高さ三五メートル、目通り周囲約八.五メートル、根回り一〇.五メートルある。
地上約四メートルのところから大きな株が一〇数条に分かれて出ており、これは、直立的で上部で分岐する太平洋側のスギに対して、日本海側のスギの特徴を示している。
昔からの言い伝えでは、頭痛に悩むときは、この木の皮を剥いで鉢巻きをするとなおるといい、また歯痛に苦しむときはこの樹皮をかむとよいという。
樹皮を切り取ると奇病にかかると言われ、里人はこの樹を恐れ崇めている。

  注意事項
柵内に入ったり、幹枝をいためたりしないように注意してください。

山口県教育委員会
山口市教育委員会
 

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平川の大スギ





平川の大スギ
指 定 国指定天然記念物
指定年月日 1928年1月18日 
所在地 山口県山口市大字吉田字内山436−1
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項 合体木   
お勧め度 ★★☆☆
到達難易度 ★  下車後すぐ
撮影日 1998年1月2日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周    8.5m    8.5m    9.5m
樹  高     35m     35m   36.5m
樹  齢   300年以上       推定600年
実測詳細 地上1.3m部分を計測 

山口県の国指定天然記念物は長州藩の影響もあり、全国的にみても優れているとは言いがたいものにまで指定が及んでいる傾向にあり、実はこのスギにもあまり期待はしないでの訪問だった。
資料でも幹周10m以下であり、スギとしては県指定天然記念物クラスかな?という程度だった。
しかし実際に訪問してみて、想像していたよりは素晴らしいスギであった。
周囲に巡らされた柵によって見栄えはかなりスポイルされてはいるが、立ち姿が実に映える木であった。しかし平成11年の台風18号によって多くの枝が折れてしまい、写真のような樹形を二度と見られなくなってしまったのは非常に残念である。



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