山形県指定天然記念物

向川寺の大カツラ
昭和三十五年十二月十六日指定

黒滝向川寺本堂の北側にあるカツラの巨樹で、約一.五メートル根上りになっており、 根周八.五メートル、さらに二.五メートル上の幹囲七.〇八メートル。約八メートル上部で側枝を分かつが、おおむね直幹である。
高さは、およそ三九メートルに達し、県内最大のカツラである。崖際にあるため、東面は崖下まで約四メートル幹状の根部をあらわしている。
カツラは多く株立ちであるのに、このカツラは単一直幹で、非常に珍しい。
樹齢は、約六百年といわれ、向川寺を開山した高僧大徹禅師のお手植えといわれている。

平成六年七月

山形県教育委員会
大石田町教育委員会
 

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向川寺の大カツラ



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向川寺の大カツラ
指 定 山形県指定天然記念物
指定年月日 1960年12月16日
所在地 山形県北村山郡大石田町横山字黒滝4375-2の内
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項 珍しく単幹のカツラ   
お勧め度 ★★★☆☆
到達難易度 ★  下車後すぐ
撮影日 2006年8月8日
 環境省値  解説板値    実測値
幹  周   7.08m   7.08m   9.83m
樹  高     39m     39m     33m
樹  齢   300年以上    600年   
実測詳細 地上1.3m部分を計測 

16年前に一度訪問しているのだが、このカツラはほとんど記憶には残っていなかった。
今考えると、さほど大きくはない・・・などと甘く見ていたようだ。
幹周りが10m近いもので、完全な単幹のカツラはたしかにとても珍しい。崖上にあるため、計測には誤差がかなり出てしまうところだが、それでも9.83mという10mに迫らんとする値をたたき出したのだから大したものだ。
傷みなどもほとんど皆無と言っても良く、完全体のカツラである。
解説板には県内最大のカツラとなっているが、皆さんご存じであろうと思うが、山形県には平成に入ってから巨大カツラの発見が相次いでおり、秋田県境に近い最上地方では幹周20mの「権現山のカツラ」があり、環境省データでは株立ちとなっているが、「地蔵鞍のカツラ」が22m近い大きさを誇っている。
私自身としては、地蔵鞍のカツラが現時点での日本最大の個体であると考えている。ただし、単幹としてはこの向川寺のカツラも大変貴重なものであることを忘れてはならないであろう。


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