ちょうど山形県の中部、大江町の山中にあるスギの名木。
大江町の中心部より西へ約30分ほどの所、今は民家が一軒しか残っておらず、昭和初期の日本の原風景の中にいるような錯覚さえ覚えるような地だ。
スギは緩傾斜地に立っており、水田のほとりにあるため生育条件としては申し分ない。
遠くより望むとこんもりとした森を形成し、その旺盛な葉の茂り具合を見てとれる。樹形は完全なウラスギの特徴を呈し、多くの枝を横に広げている。特筆すべき点は枝の各所から気根が垂れているところで、イチョウなどにはよく見られる現象であるが、スギでこれだけの数の気根が垂れている例はそう多くはない。
近年、周囲に木道が巡らされ、保護体勢にも力を入れているようだ。
去り際に見た、水田に映るスギの姿が今だに忘れられない。
山形県内、いや東北の隠れたスギの名木と言っても良いだろう。
訪問には軽の四駆がお勧め。乗用車ではそれなりの覚悟が必要でしょう。
※1 環境省資料による