縄文杉のある荒川歩道沿いではなく、島の北部に位置する白谷雲水峡の代表的な巨杉。
白谷雲水峡入り口から20分ほどで到達できることからも、屋久島では最も訪問しやすいスギの一本であろう。
樹齢1000年を超えたものが屋久杉、それ以下を小杉と呼ぶそうだが、屋久杉の中では最も低い標高(約710m)にあると思われる。屋久杉の分布も700〜1700mであることを考えると、まさにぎりぎりの位置に存在していると言えようか。
弥生杉は枯れ枝も目立つ姿で、樹勢は決して良好とは言えないだろう。根元に木道を設置することによって踏圧対策を施しているが、あまりにも木に近いところを通っているため、全体を眺めようとしてもなかなかそれは叶わない。木肌に直接触れることができるため表面はつるつるになっているが、あまり好ましい状況とは言えないだろう。木道に接した根元付近はかなりのダメージを受けており、樹皮もボロボロで、木道を迂回させるなどの何らかの対策が必要であろう。
白谷雲水峡は、縄文杉に訪問するよりも個人的にはおすすめだ。
いかにも屋久島らしい苔生した幽玄な森を望むなら、間違いなくこちらであろう。ガイドブックなどには紹介されない、ビックリするような巨杉にも出会える。
そのまま登山道を進むと、縄文杉への歩道である大株歩道に出ることも可能だ。