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善徳寺のビャクシン




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善徳寺のビャクシン
指 定 なし
指定年月日  
所在地 和歌山県田辺市芳養町1330
解説板 なし   
樹勢等 良好
特記事項   
お勧め度 ★★★★
到達難易度 ☆☆☆☆  下車後徒歩2分
撮影日 2017年1月3日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周     6.35m
樹  高     8m
樹  齢     推定600年
実測詳細  

 JRきのくに線(この呼称がどうもなじめないでいる)芳養駅の北西200m、国道42号線から少し入ったところに善徳寺さんがある。
 このお寺のシンボル的な存在が、境内を広く覆っているビャクシンの巨木で、とても大切にされている様子がうかがえた。
 環境省データベースにも報告がなく、田辺市の指定などにもなっていないノーマークのビャクシンの巨樹だった。
 かつては天然記念物指定されていたのだが、諸々の事情によって指定を解除したのだそうだ。
 樹齢ははっきりしないようだが、天正年間と伝わる寺院建立の際には、すでにここにビャクシンがあったとされており、少なくとも600年以上は時を経ているものと思われる。
 和歌山県の海岸沿いには、数本のビャクシンの名木がある場所で、光泉寺のイブキや潮岬本之宮の柏槙などが点在している。
 太さや樹齢では上記2本のビャクシンには敵わないかもしれないが、若々しさと元気さではけっして引けはとらないだろう。
 地上1.5mあたりより大きく3株に別れて生長しており、それぞれの大枝が横に広がり、ビャクシンとしては相当に巨大な直径20mほどの樹冠を形作っている状態である。
 空洞も見当たらず、大枝の折損もほとんど見られない健全な姿を 保っている状態だ。
 樹皮も綺麗で、ビャクシンの古木によく見られる、樹皮が剥がれ落ち神酒が白骨化した部分もまったく存在していないほど。
 スッキリと管理された墓地の中に一本のビャクシンの老木。まるで墓守でもしているかのようで、周囲の雰囲気とあいまって待ったりとした時間を過ごさせていただいた。
 普通ビャクシンといえば禅寺(曹洞宗・臨済宗)にあるのが一般的なのであるが、この寺院は西山浄土宗なのであった。


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