あきる野市の大岳鍾乳洞近くにある関東地方最大クラスのトチノキと思われる。
見事な直幹を誇る樹形で、まだ若々しい姿をしている。
境内はいかにも湿潤そうな雰囲気で、トチノキの生育に適していることは疑いようもなく、幹にびっしりと着生した苔もそれを物語っている。
北陸や長野には神社の御神木としてトチノキが祀られていることもあるが、関東近辺では珍しい存在かもしれない。
一日いてもほとんど人の来なさそうな境内、トチノキを眺めながらのんびりと物思いにふけるにはもってこいの場所・・そう感じてしまった。
奥多摩町にも結構なトチノキの巨木があるが、どれも林道に分け入らなきゃならなく、訪問は楽ではない。
そういった意味からも、このトチノキは貴重な存在であろうか。
訪問時はトチの実を拾おうと考えていたが、生憎トチは実を降らせる時期が早く、9月中に実はすべて落ちてしまうようだ。
環境省のデータベースには未登録で、近いうちに登録しておこうと考えているところだ。