奥多摩駅から日原街道に入り、寺地の集落を過ぎたあたりから右へ下る道を降り橋を渡った日原川対岸にあるツクバネガシの大木である。
かつてはアカガシと考えられていたが、10年ほど前にどうもアカガシでは無さそうだとの声が上がり、都内の樹木医によってツクバネガシであると同定された経緯がある。
奥多摩町が巨樹の里構想を発表した頃には訪問する者も多かったが、現在では訪れる者もなくひっそりと静まりかえっている。
南側に大きく枝を伸ばしており、谷側にかなりの荷重が掛かっているようだが、カウンターウエイト付きのワイヤーによって支えられており、保守面でも万全のように見える。
関東地区では珍しいカシの大木。しかもツクバネガシであり、なかなか貴重な存在である。
隠れた名木といっても差し支えないであろう。