芝東照宮は三代将軍家光が寛永年間に再建した際、このイチョウを家光が手植えしたと伝えられている。
一部幹が折損している部分もあるが、大都会のど真ん中で生きていることを考えると、驚くべき樹勢であろう。
このイチョウは植栽された年代がはっきりとわかっている貴重な存在で、400年もたたないうちに幹周7mに迫らんとする驚異の成長速度を見せてくれている。
東照宮の宮司さんに許可を得、実際に幹周りを計測した結果が6.62m、樹高は27mであった。
この結果は、全国各地にあるイチョウの樹齢、果たして正しいのか?表記されている半分くらいでいいんじゃないの?と問題提起をしているかのように私は感じてしまった。
途中から幹は大きく二つに分かれているが、根元は完全に一本から生長したものと推定され、ひこばえも少なく乳(気根)などもほとんど見られないすっきりとした姿である。
写真は冬場に訪問した際のものだが、やはりイチョウは秋の紅葉時期が最高の見せ場だ。
背後に東京タワーを入れて、再黄葉真っ盛りの姿を撮影しに行かなければならないと考えている。