東京都内の信仰の山、御岳山山頂近くにあるケヤキの巨木で、自家用車ではアクセスできない環境にある。
会いに行くにはケーブルか、自分の足で登山するしかない。
山頂までの車道は存在するが、御岳山頂に住む方々の生活道路で、軽自動車+通行の許可がなければ通れない、早い話住民しか通行を認められていないのである。
軽自動車を以てしても途中に何度か切り返しが必要なコーナーが存在し、間違って普通車で入った日には目も当てられないことになるであろう。
ケヤキはケーブル終点から約10分ほど歩いたところにあり、ほとんど崖といった立地に傾きつつ生育している。よくぞこんな環境下に育ったものと感心してしまうほどである。
民家の庭先の崖上にあり、根元は建物に囲まれており環境は劣悪と言っても差し支えないだろう。
幹周の実測は適わなかったが、見た目の太さは約9mほどあり、その存在感は素晴らしいものがあり、さすが老ケヤキといった雰囲気である。
山上の独立木ゆえ雷の格好の標的であっただろうと思われ、幹の太さの割に枝の数が少々寂しく感じられ、5mほどの高さから上は細い幹が直立するだけだ。樹冠の面積も狭く、樹勢はお世辞にもよろしいとはいえない状況であろうか。
さすがに歩道脇に位置するため、一般の観光客も足を止めて口をあんぐり開けながら梢を見上げている。場所が場所だけに、一般の方々には強烈なインパクトを与えているのが印象的であった。