東京都指定天然記念物
雑司ヶ谷鬼子母神のイチョウ

   所在地 豊島区雑司ヶ谷三丁目一五番二〇号
    法明寺鬼子母神境内
   指定 昭和三一年八月二一日

 イチョウ(銀杏・公孫樹)は、一属一種のイチョウ科に属する、裸子植物の落葉高木である。耐寒耐暑性があり、社寺の境内樹・庭園樹・公園樹・街路樹などに 広く植栽されている。中国原産といわれ日本へは、遣唐使の帰国によってもたらされたという説もある。雌雄異株で、四月に開花し一〇月に種子(銀杏)は成熟し、黄葉する。
 樹高三〇メートル、幹周八メートルの雄株で、都内のイチョウでは、麻布善福寺のイチョウに次ぐ巨樹であり、樹勢は盛んである。応永年間(一三九四〜一四二八)に僧日宥が植えたと伝えられている。 古来『子授け銀杏』と言われ、戸張苗堅の『櫨楓』によると、婦人がこのイチョウの抱く光景がみられ、注連縄を張るようになったのは、文政年間(一八一八〜二九)の頃という。

平成二年一二月二七日 建設
 東京都教育委員会


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鬼子母神のイチョウ




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鬼子母神のイチョウ
指 定 東京都指定天然記念物
指定年月日 1956年8月21日
所在地 東京都豊島区雑司ヶ谷3丁目15番地20
法明寺 鬼子母神境内
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項 雄株  
お勧め度 ★★★☆☆
到達難易度 ☆☆☆☆  
撮影日 2009年5月3日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周   6.36m   8.00m   
樹  高     19m     30m   31.5m
樹  齢  300年以上       
実測詳細  

東京都では港区善福寺のさかさイチョウや府中市にある大国魂神社のイチョウに次いで大きなイチョウとされている。
イチョウの古木となるとひこばえなどが多く見られ、お世辞にもきれいな樹形と言えるものは数少ないが、この鬼子母神のイチョウは美しさと大きさを兼ね備えた貴重なイチョウといえるだろう。
主幹が非常にしっかりとしており、樹高もありスマートなイメージ。
イチョウの古木によく見られる気根も多少見られるが、その数は多くなく、樹形を崩すまで行っていないのもすっきり見える一因であろう。大枝の折損が少なく、自然のままの樹形を保っているのも好印象である。
鬼子母神の境内にあるということも、イチョウにとってはまさにぴったりである。全国に数多い子授けイチョウの言い伝えがこのイチョウにも残り、とても大切にされてきたことが手に取るようにわかる。
境内には子供向けに駄菓子屋さんが現役で頑張っている。訪れたなら、是非とも立ち寄っていただきたい。
また、鬼子母神に通じる参道脇にはケヤキ並木も存在し、都の指定を受けて保護されている。


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