羽村市西部、多摩川土手沿いにある阿蘇神社の御神木である。
阿蘇神社の歴史は古く、創建は西暦601年と言われており、約1400年の歴史を持つ。
何故に羽村あたりに阿蘇神社?と思われる方も多いことと思われるが、九州の阿蘇神社のご祭神と同じ建磐龍命(たけいわたつのみこと)、阿蘇都媛命(あそつひめのみこと)であり、まさに九州にある阿蘇神社と同じである。
これは、推古帝朝時代に多摩川が氾濫した際に、阿蘇媛命という媼が現れ水害を治めてくれたと伝えられる。そこで当地に神社を築いて神を祭ったとされているようだ。
スダジイの巨木は平将門を討った藤原秀郷が天慶3年(940年)頃に植樹したという伝説がある。
現在のスダジイはそのひこばえから生長したものとされているが、
一般には800〜1000年ほどの樹齢を持つと認識されている。
南西側は多摩川の河岸段丘の崖、北当側は神社の拝殿が根元まで迫り、非情に圧迫されるような空間に立っているため全容を見渡すことはできない。度重なる台風の影響で大枝は折れてしまっているが樹勢は悪くない。
初めてニコンのデジカメを買い、このシイの木を撮影に出かけたことがあった。ところが木を撮影しようとするとカメラが動かなくなる。
このシイの木には何か不思議な力でも宿っているのであろうか?
横田基地が近いこともあり、タッチアンドゴーの訓練を行っているとひっきりなしに飛行機が頭上を通過する。境内から多摩川の河原に降りると、釣りやバーベキューなどを楽しむ人で賑わう。羽村市民が憩う場所なのでもある。