日光に行く際、いつもいつも眺めており気にはかけていたが、ようやくのことで根元に立つことができたケヤキである。
智賀都神社は宝亀9年(778)に日光二荒山神社の御神体を千勝森(ちかつのもり)に勧請鎮座し、名をその森からいただいた社とされ、ケヤキも当寺に植えられたものだとされる。
そうであるならば樹齢に相当なずれが生じてしまうが、そこは敢えて問わない方が良いであろう。
国道からいつも通りすがりに見る姿は、お世辞にも元気のあるケヤキには見えなかったのだが、実際に間近にて見るとその考えは完全に払拭された。
幹の傷み具合は街道沿いにある影響もあり、修復の痕跡などかなり痛々しい。空洞を塞いでいるため余計なのであろう。
しかし、なんと言ってもこのケヤキの持ち味は樹高にあるだろう。
40mに迫らんとするケヤキは全国にも珍しく、2本並び立っていることも貴重な存在であろう。
幹の見た目の衰えとは裏腹に、上方の枝には大量の葉を付けており、まだまだ樹勢は盛んのようである。
智賀都神社