塩原温泉の奥、日塩もみじライン入り口近くの塩原八幡宮の御神木の2本のスギ。
関東有数の巨スギの一本で、非常に端正な樹形を誇っている。
西側にあるのが雄杉で、東側にあるのが雌杉と呼ばれており、雄杉の方が若干幹周は大きい。
記載したデータは雄杉のものであるが、雌杉の大きさは幹周7.5mほどの大きさで、樹齢は900年といわれている。
雄杉には頭頂部まで通じる修復の痕跡が残るが、これは平成元年に行われた樹勢回復工事による治療痕である。
東北地方にはお決まりの八幡太郎義家(源義家)お手植えの伝説がこのスギにも伝わっており、枝が下垂していることから逆杉と呼ばれるようになったとも。
高原山の裾野が箒川の河岸段丘で傾斜も一段落した地点に生育しており、根元近くには池もあり、環境としては申し分ないだろう。あまりにも2本が接近しすぎているため、葉の量が限定され成長にも影響を及ぼしているかも知れないと思わせるほどだ。
お互いが少し離れていたのなら、更に大きく成長していたであろうと考えられる。
それにしても頃ほどの大杉が2本、落雷の大きな影響も無くよくぞ無事で生き残ってきたものである。