栃木県では有数なケヤキの巨樹と言えるだろう。
けやきの古木らしさは微塵もない樹形の持ち主で、若いケヤキをそのまま大きくした形を保っている。
樹高も特筆すべき点で、40m近い樹高を持つケヤキは現在では貴重な存在である。
全体的に樹勢が弱々しく感じられてしまうのだが、ケヤキ裏側に回って眺めると納得である。樹皮の半分ほどが失われており、正面から眺める姿とは趣を異にするのだ。
恐らく2本の合体木であると認められ、根元においてはほぼ癒着した形である。
関東平野の原野のまっただ中に完全な独立木として立っているのであるから、風による影響も無視はできないであろうか。
周囲をある程度の森に囲まれていたなら、このケヤキの辿った歴史も違っていたのかも知れない。