矢立の杉(市指定天然記念物)

 山中城跡本丸の天守櫓に接して植生しており、樹高三一・五m、周囲の樹木より一段と高く山中城跡のシンボル的存在である。推定樹齢は五〇〇年前後といわれ、植生地は スギの生育の適地であるため樹勢も良好で、目通り四・三七m、枝張りは西側へ一五m、北東側へ八mも展開し、各枝の葉色も良い。
 「矢立の杉」の呼称の由来については、出陣の際に杉に矢を射立て、勝敗を占ったためと、『豆州志稿』の中の記述にある。

    平成八年一二月
    三島市教育委員会

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矢立の杉





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矢立の杉
指 定 三島市指定天然記念物
指定年月日 1992年3月3日 
所在地 静岡県三島市山中新田 駒形諏訪神社内
解説板 あり     詳細を見る 
樹勢等 良好
特記事項   
お勧め度 ★★☆☆☆
到達難易度 ★★☆☆  下車後徒歩5分ほど
撮影日 2010年2月8日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周   4.60m   4.37m   4.57m
樹  高     36m   31.5m     28m
樹  齢  300年以上    500年   
実測詳細 地上1.3m部分を計測

それほどビックリするようなスギの巨木ではないが、山中城趾のシンボル的な存在のスギである。
周囲の植生から頭2つほど飛び抜けており、城内からだとすぐにそれと分かるほどの存在である。
まっすぐに伸びる主幹は、いかにもスギらしく清々しい。
遊歩道脇の藪の中に生育しており、観光客に根を踏まれることもなく、生育環境としては申し分なさそうである。
 山中城は中世最末期の山城で、箱根山西麓中腹に位置する自然地形を巧みに利用した要害の城で、北条氏にとっては拠点として重要な城であったようだ。
 しかし1590年には豊臣秀吉の圧倒的大軍の攻めにより陥落、以後北条氏は没落の一途をたどることとなる。
 三島市は昭和48年から山中城周辺の発掘調査を行い、城趾の公園化にも着手し、現在のような綺麗な公園となった。
駒形諏訪神社にはカシの木の巨木もあり、併せて訪問すると良いだろうか。


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