国指定文化財(天然記念物)

蓮着寺のヤマモモ

ヤマモモは、ヤマモモ科に属する常緑高木で、暖地の海岸近くに自生する。雌雄異種で、果実は食用になり、樹皮は染料として価値が高かった。根に根瘤菌が共生するので、痩せ地でもよく育つ。
 城ヶ崎から浮山にかけての一帯は、昔からヤマモモの群生地として有名である。この樹は、雌木で、大きさ・姿・形とも、この地域を代表するものであり、 国内全体でも最大級のものである。

 根廻り   七・二〇メートル
 樹 高  一五・〇〇メートル
 枝張東西 二二・〇〇メートル

指定 平成十一年一月十四日
    文部省

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蓮着寺のヤマモモ





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蓮着寺のヤマモモ
指 定 国指定天然記念物
指定年月日 1999年1月14日 
所在地 静岡県伊東市富戸
解説板 あり     詳細を見る 
樹勢等 良好
特記事項 日本最大のヤマモモ  
お勧め度 ★★★★
到達難易度 ☆☆☆  
撮影日 2011年1月10日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周    8.6m    7.2m   
樹  高     15m     15m     
樹  齢  300年以上   1000年   
実測詳細  

蓮着寺(れんちゃくじ)は、伊東市南部の富戸にある法華宗の名刹。日蓮が流された地としても知られている寺院である。
伊豆半島にはヤマモモの巨樹が多いが、その中でも最大のヤマモモが蓮着寺の境内に存在している。
周辺は約4000年前に大室山から流れ出した溶岩流に覆われているが、八幡野にある来宮神社の社叢などを見ていると、もう既に巨木を育むには十分な肥沃な土壌へと変化しているようである。
火山山麓は不毛の地などとよく言われるが、溶岩や火山灰の積もった地は時間とともに栄養塩類に富んだ肥沃な土地を作るのだ。
蓮着寺周辺の森も、このヤマモモも大室山からの溶岩流の恩恵を大いに受けたといえそうだ。
ヤマモモは根元から3本に分かれて生長しており、おそらくは合体したものなのであろう。
周辺の木々の生長度合いから推測しても、一本だけが飛び抜けて大きく生長するとは考えにくいが、合体木となれば話は別である。
境内に一段高いところにあるため、南側の枝は地面とほぼ水平に伸びている枝もあり、遠くより望むとまるでヤマモモ一本で森を形成しているかのようでもある。
受精も申し分なし、まだまだ大きく生長しそうな勢いである。
境内全体によく自然が残されており、タブやクロマツなどの巨木も多く、見所満載の寺だといえそう。
周辺は磯釣りの名所で、有料となる駐車場は参詣客とともに釣り人の車で埋まるので要注意だ。


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