智満寺に行くたび訪問していたのであるが、いつも十本杉のことが優先だったために詳細に写真を撮っていないカヤであった。
十本杉へのカルチャーでの訪問が濃厚となったので、下見の際に立ち寄り詳細を観察してきた。
ちょうど十月の初旬で、根元には多くのカヤの実を落としており、もちろん大量に拾わせていただき食べることにした。
完全な独立木であり、かなり遠くからも眺められる。
頂部は少々曲がっており、雷の影響を受けた痕跡なのかも知れないが、樹勢はいたって旺盛で現在も成長途上である。
12年前の計測値と比較すると、約35cmの成長を遂げており、一年に約5mmの年輪を刻んでいることとなる。
解説板にもあるとおり、このカヤは川沿いに位置しており、幾たびの洪水に見舞われたことは想像に難くない。カヤは根張りが素晴らしく、スギとは違い根も深いのだろうか、少々の洪水などではびくともしないのであろう。解説板を呼んでいて改めてカヤの偉大さを実感することとなった。
相次いで大きなカヤが伐採されていった中、よくぞこの地に大カヤが2本も残ったものだと感心することしきりである。
集落を避けて通る新道ができ、木の根元を通る道の利用頻度が少なくなったのも好結果をもたらしているようだ。