1989年に訪れてから、しばらく訪問する機会に恵まれなかったクスの巨樹である。
すぐ脇の国道は何度となく通っているのだが、巡り合わせが悪いというか、ともかく会えずにいたクスであった。
それがカルチャーで訪問することになり、19年ぶりに出会ってきたのだが、夕暮れ時の訪問のために写真は訪問の証拠のような程度であるのは申し訳ない。
相変わらずの迫力はさすがであり、心配された衰えも19年前と比較しても変わっていないように見える。
幹の中心部は完全な中空となっており、ちょっとした力が加わると倒れてしまいそうなのは相変わらずであった。
その樹姿から、日本最古のクスノキではないかとの声も聞くが、やはり九州方面にあるクスよりは新しいものであるように感じる。
神社裏手の薄暗い傾斜地にそっと佇み、妖気でも発しているかのように立つその姿は、本州内では老クスの代表格といって間違いのないところであろうか。