市指定文化財
天然記念物 熊野神社の大クスノキ
平成十三年三月二十六日
所在地 島田市牛尾一四三八番地
所有者 熊野神社

クスノキはクスノキ科の常緑高木で、関東以西の暖かい山地などに多く見られます。
 この熊野神社のクスノキは、御神木として古くから地域の人々に崇められ、また保護されてきました。
 樹高三十五メートル、幹周り十一メートル、枝張り三十七メートルの巨木で、樹勢はすこぶる旺盛。
 樹齢は熊野神社の創建からみてすくなくとも四〇〇年以上と推定されます。圏内の巨木の中で、幹周の大きさで比較しても上位に位置づけられるほど、堂々と威容を誇っています。

島田市教育委員会

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熊野神社の大クスノキ





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熊野神社の大クスノキ
指 定 島田市指定天然記念物 
指定年月日 2001年3月26日  
所在地 静岡県島田市牛尾
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項 樹形の良い若いクスノキ  
お勧め度 ★★★☆☆
到達難易度 ★★☆☆  下車後石段を100段ほど
撮影日 2012年6月7日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周   8.50m   11.0m   
樹  高     50m   35.0m     
樹  齢   300年以上  400年以上   
実測詳細 地上1.3m部分を計測

静岡県内には沢山の大クスがありますが、このクスノキだけはノーマークの存在でした。
 実際に行って驚いたのは、クスノキ本来の樹形であるスラッとしたスマートなクスノキであったこと。
 日本のクスノキは、基本的に人の手によって植えられたものであるためと、神社や公園などの生存競争を勝ち抜いて生き抜く必要性に乏しいため、根の広がった安定性の高い樹形を作り上げると私は考えています。
 台湾などで見る、明らかに自生したクスノキの樹形は、ひょろっとしているものが多く、樹高も50mを超えるものさえあります。
 それでいて最大クラスの幹の太さは15m超というのだから、日本のクスノキとは格が違うように思われます。
 そんな自生種に近い樹形を持ったクスノキが島田市に存在していたのですから、ビックリするやら嬉しいやら。
 北側から眺めた姿は、身をよじらせたような格好をしており、何ともなまめかしい姿に感じますし、目立った損傷などもほとんど見られません。
 静岡県内のクスノキは、特に住宅街の中に埋もれている感じのものが多く、そういった意味でも熊野神社のクスノキは余計に素晴らしいと感じさせてくれます。
 樹高に関しては、環境省の50mはさすがに無理がありますが、周囲のスギなどよりも頭ひとつ抜きん出た樹高を持っており、牛尾の集落から熊野神社のある台地を眺めても、すぐにそれだと分かる存在感を放っています。
同じ旧金谷町にある「安田の大シイ」とともに、地域を代表する巨樹と言えるでしょう。


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